2006 Fiscal Year Annual Research Report
幼児の心身発達及び健康管理評価システムの開発と保育現場での応用的研究
Project/Area Number |
15300240
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Research Institution | Seinan Gakuin University |
Principal Investigator |
米谷 光弘 西南学院大学, 人間科学部, 教授 (50175006)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 昭子 兵庫大学, 健康科学部, 教授 (70173078)
三村 寛一 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (90116179)
前橋 明 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (80199637)
史 一華 西南学院大学, 商学部, 教授 (90249623)
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Keywords | 幼児 / 心身発達 / 健康管理評価システム / 保育現場 / 幼児身心発達検査 / 生活習慣記録機(ライフコーダ) / ATMT / 骨密度計測器 |
Research Abstract |
本研究によって、既存のシステムを幼児用に改善し、計測器については、幼児に適した形や大きさに改良し、幼児を対象とした標準化を目指し、判定・評価の基準の作成を試みてきた。 三村寛一らは、生活習慣記録機(ライフコーダ)と骨密度計則器の児童・幼児の標準化と改良を手がけ、原田碩三らは、『幼児身心発達検査』の改訂、原田昭子らは、アクセスによる乳幼児用の栄養カロリー分析システムと栄養摂取量データベースの改訂を行い、Web上での判定・評価システムを構築できた。 特に、堀田昇らは、旭化成の協力の下、食事内容をデジカメ撮影後、インターネットによる転送システムを活用し、原田昭子らによって、上記の栄養摂取量の分析システムを用い、保育現場における応用的研究として発展した。 また、Y幼稚園におけるNTTみらい研究所との共同研究では、無線タグによる位置情報システムの実験を積み重ねて実施し、信頼性を確認し、精度を高めることができた。さらに、自動身長・体重計測器・インピーダンス計測器・生理的指標計測器(体温・血圧・肺活量・心拍計測器等)については、保育現場(S保育園やN幼稚園等)での実践的・実証的研究を継続的に実施を通して、現存のシステムを少し工夫し、改良を加えることにより、幼児でも使用できることが確認できた。 最終年度には、前橋明らが開発した『健康状況と生活構造検査』に関する検査・測定・調査等を、スムーズに統計処理ができるように、「すこやかキッズカード」(東京理科大学ベンチャーエクサとの技術提携)を採用できた。 しかしながら、ストレス・疲労度計測器(皮膚温・血流量・発汗量計測器)については、度重なる改善に5年間が経ち、連動するシステムを開発でき、データを収集・解析でき、研究報告書(科研12490035)をまとめることができた。今後は、幼児用の骨密度計測器のさらなる改良と同様に、梶本修らの開発したATMT(総医研)の理論を用い、幼児用のストレス・疲労度計測器を制作する予定である。
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Research Products
(2 results)