2003 Fiscal Year Annual Research Report
学校での学習内容と成人の科学的知識の関係性についての日独比較研究
Project/Area Number |
15300264
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
吉岡 亮衛 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 総括研究官 (40200951)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松 幸廣 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 総括研究官 (50241229)
KAISER Stefan 筑波大学, 文芸言語学系, 教授 (20260466)
藤田 剛志 千葉大学, 教育学部, 助教授 (90209057)
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Keywords | 科学概念 / 面接調査 / 概念調査 / 科学 / 高校生 / システム / エネルギー / 粒子 |
Research Abstract |
今年度の具体的な研究活動は、実質的には9月にドイツにおける全体会議から開始した。全体会議において本年度の調査対象者、調査問題の概要について検討し、研究スケジュールを定めた。具体的な決定事項は次の通りである。 ・調査対象は、学校教育における標準的な理科の学習が終了している学年として第10学年(高校1年生)を選んだ。 ・調査様式はペーパーテストとし、連想テスト、PPテスト(SD法)、定義テスト、選択肢式テスト、態度判定テストの5種類を課すこと ・調査対象用語は、科学とし、科学を構成する概念としてシステム、エネルギー、粒子を取り上げる。 ・具体的な調査用紙のひな型はドイツ側で作成し、日本側はその翻訳を使用する。 ・データの処理、分析は日本側で行う。 ・本年度の研究の流れは次の通りである。 1.予備調査面接調査日独各4人(11月) 2.面接プロトコルについてのディスカッション(12月) 3.テスト問題作成(1月20日まで) 4.テストの実施 30人×10クラス=300人の被験者に対して実施 システム、エネルギー、粒子の3概念に対してそれぞれ100人ずつ実施する。 すべてのテストには次のものを含む a)「科学」を刺激語とした連想語テスト b)6概念についてのPPテスト:科学、技術、楽しみ、力、不安、3概念のいずれか c)「科学」に対する定義テスト d)「科学」に対する選択肢テスト 5.データ入力(2月〜3月上旬) 6.分析(3月中旬) 7.結果に対する総合討論(3月17,19日、於東京) 8.4月7日ドイツMNUの年会にてLangletが中間結果報告
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