2005 Fiscal Year Annual Research Report
その場固化法を利用した新規セラミックス断熱建材の気孔構造制御
Project/Area Number |
15310052
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
高橋 実 名古屋工業大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60093100)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 敏孝 名古屋工業大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30135412)
藤 正督 名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 助教授 (50238523)
高橋 順一 北海道大学, 大学院工学研究科, 教授 (40110259)
鈴木 久男 静岡大学, 工学部・物質工学科, 助教授 (70154573)
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Keywords | 多孔体 / セラミックス / 建材 / 吸音 / 断熱 / 成形 / 粒子 / プロセス |
Research Abstract |
気孔が関与するサスペンションおよび多孔体の特性モデル確立を目指した実験と解析ならびに施釉多孔体の作製を行い、「その場固化法を利用した新規セラミックス断熱建材の気孔制御」の確立を目指した。具体的には、以下の項目について研究を行った。 (1)固/気/液3相サスペンションのレオロジーモデルの検討 固相粒子の粒径と含有率、気泡の径と含有率をパラメータとして、レオロジーモデルを確立した。 (2)多孔体特性の気孔特性依存モデル 多孔体の熱伝導率と強度に絞り、気孔径と気孔率をパラメータとした依存性モデルの確立を行った。 (3)施釉多孔体の作製 耐候性、強度の向上と美観を付加するため施釉多孔体を試作し、無施釉多孔体と同様の評価を行なった。 (4)ゲル化剤の検討 15年度で検討を行なったゲル化剤はメタクリルアミド系である。しかし、このモノマーは酸素が存在すると重合が停止するため、空気中での使用に制限があった。そこで、工業的適用性を広げるために、空気下でも使用可能な寒天、ゼラチンなどの天然ゲル化剤や無機質ゲル化剤を16年度に引き続き検討した。 (5)傾斜構造多孔体質および大型多孔質陶磁器の作製 断熱性、強度、施釉操作を考慮し、表面が緻密質で内部が高気孔率の多層傾斜気孔構造を有する多孔体製造技術の確立を目指した。また、施工時の目標となる最低寸法(50×50×2cm)の製造を可能とする製造技術の確立を行った。 以上の結果により、「その場固化法を利用した新規セラミックス断熱建材の気孔制御」に関する研究を完了した。
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Research Products
(12 results)