2006 Fiscal Year Annual Research Report
「人と人を結ぶ地域まるごとミュージアム」構築のための研究
Project/Area Number |
15320123
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Research Institution | Kyoto Bunkyo University |
Principal Investigator |
橋本 和也 京都文教大学, 人間学部, 教授 (90237933)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 星子 京都文教大学, 人間学部, 教授 (70298743)
松田 凡 京都文教大学, 人間学部, 教授 (90288689)
森 正美 京都文教大学, 人間学部, 助教授 (00298746)
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Keywords | 地域連携 / ミュージアム / エチオピア / 宇治市 / 地蔵盆 / 文化資源 / 文化人類学 / インド |
Research Abstract |
本年度は最終年度として、特に2006年5月16日から7月2日まで宇治市歴史資料館にて『まるごと・いろいろ・たからもの-「地域まるごとミュージアムのひとつの試み」』と題して、これまでの研究の成果を展示した。また10月21日開催の「宇治橋商店街彩りフェスタ」に全プロジェクトグループが参加し、ワークショップを開催した。 京都文教大学文化人類学科の研究分担者が関わった各プロジェクトの本年度の個々の活動は以下の通りである。 (1)(エチオピアに小学校を建設する)「プロジェクト・ウォプル」は、宇治市の平盛小学校とエチオピアの小学校で相互の小学生の暮らしを紹介した。また宇治市植物公園の世界の飲み物展で、エチオピアのコーヒーと文化などを紹介した。 (2)「個性店作りプロジェクト」では、2007年3月から宇治橋通り商店街の店の逸品を紹介する「ええもん市」を学生が主体となって毎月一回開催し、商店街の活性化の試みに貢献した。 (3)「灯りプロジェクト」は、土屋コレクションの行灯を修復し、2007年3月に宇治市商工会議所鳳凰会が開催した「水彩夢広場」で展示し、「プロジェクト・ファーブル」と共同でミニ行灯作りのワークショップを行った。 (4)「インド・サリー・グループ」は大学祭や先の「彩りフェスタ」で肌に模様を描くヘナの実演を行った。 (5)「うじぞー組」は中宇治地区の地蔵盆の調査、商店街との共同企画で「うじぞーグッズ」の製作を行った。 (6)最終年度として、「研究成果最終報告書」の作成を行う。研究分担者の報告や論文の掲載はもちろんだが、とくに土屋コレクションの整理を担当した宇治市歴史資料館の坂本研究協力者が140頁に及ぶ解説とデータを「土屋コレクションの研究と公開」という報告にまとめている。
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Research Products
(16 results)