2005 Fiscal Year Annual Research Report
学校・家庭・社会からみた不登校問題と、その対応策に関する総合・実践的研究
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15330147
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| Research Institution | Keio University |
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Principal Investigator |
伊藤 美奈子 慶應義塾大学, 教職課程センター, 教授 (20278310)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相馬 誠一 東京家政大学, 文学部, 教授 (20299861)
本間 友巳 京都教育大学, 教育学部附属教育実践総合センター, 教授 (20324717)
戸田 有一 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (70243376)
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| Keywords | 不登校 / 適応指導教室 / 不登校訪問型支援 |
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| Research Abstract |
本年度は、以下の点から調査研究を行った。
1.不登校支援の一つ「訪問型支援」についての調査結果の分析
全国で実施されている、不登校・ひきこもりへの訪問型支援の実態と、訪問員の意識に関する実態調査を行った。訪問支援が成果を上げるためには、研修制度やフォローアップシステムが必要であるといえる。その調査結果、ならびに実地調査の報告を、学会(カウンセリング学会)で発表するとともに、報告書としてまとめた。
2.不登校保護者に関する調査結果の発表
不登校保護者4000人を対象に実施した調査結果について再分析を行い、不登校を抱える保護者の意識や学校に対するニーズについて考察を行った。今年度はその結果について再分析を行い、慶應義塾大学教職課程センター年報に論文として報告した。
3.全国「適応指導教室」に通室している子どもたちへの調査結果の報告
全国的な不登校支援の場として増え続ける適応指導教室対象に全国調査を実施した。適応指導教室における実践についての効果測定と同時に、今後の不登校支援について多くの課題もうかがえる結果であった。この調査結果について、学会で報告(日本カウンセリング学会)するとともに、慶應義塾大学教職課程センター年報にまとめた。また、いくつかの適応指導教室(新宿区や三重県など)で報告を行い意見交換を行った。
4.不登校についての各種啓蒙活動
全国教育委員会や、各種学会・研究会で、不登校についての理解や対応について、講演会や事例研究、ならびに研究発表を行うと同時に、各種の雑誌に不登校に関する実践的論文を掲載し、研究成果を発表した。
また、学校現場や適応指導教室での事例研究会などを通して、研穽結果を通しての不登校支援の方策について報告を行った。
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