2003 Fiscal Year Annual Research Report
少子化と地域差を考慮した基礎学力を保障するための小中高一貫教育の総合的研究
Project/Area Number |
15330171
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
坂野 慎二 国立教育政策研究所, 教育政策・評価研究部, 総括研究官 (30235163)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木岡 一明 国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 総括研究官 (10186182)
川島 啓二 国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 総括研究官 (50224770)
小松 郁夫 国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 部長 (10130296)
屋敷 和佳 国立教育政策研究所, 教育政策・評価研究部, 総括研究官 (70150026)
菊地 栄治 国立教育政策研究所, 高等教育研究部, 総括研究官 (10211872)
|
Keywords | 小中連携教育 / 中高一貫教育 / 地域差 / 基礎学力 / 学校接続 |
Research Abstract |
1.本年度の研究実績 (1)国内対象地域の選定と実地調査。国内対象地域の選定と実地調査。都市部と郡部を比較対象地域として選定する。都市部は埼玉県と東京都で、小学校とその卒業生が進学する中学校を訪問調査し、アンケート調査への協力を依頼した。高等学校は進路が非常に多様であるため、追跡が困難であり、アンケート調査は断念した。 地方調査では、北海道上川町、青森県むつ市、秋田県秋田市、新潟県上越市、長野県伊那市、駒ヶ根市等の小学校、中学校、高等学校、教育委員会等を訪問し、聞き取り調査を行った。また、アンケート調査についての協力を要請した。 (2)外国調査研究。外国調査では、教育政策一般は文献研究及びインターネットによる情報収集を行った。実地聞き取り調査を行った。実地調査では、ドイツにおける大学生からみた学校評価調査を、ミュンヘン、ヴュルツブルク、マインツで行った。フランス調査では、パリとグルノーブルの学校を調査した。オーストラリアではシドニーとメルボルンで文部省・学校・大学で調査を行った。また、イギリス、ドイツの教育政策に影響を与えているオランダ調査を実施した。 (3)文献調査と調査票の試作。各研究分担に基づき、都市部と郡部の対象となる座標軸を提示する。それに基づき、聞き取り調査の試論的枠組みを作成した。調査協力校が、一定数に達したため、予定を前倒しして国内の中学校、高等学校の生徒を対象とする調査を実施した。調査対象校は、中学校7校、高等学校6校である。平成16年3月現在で、基礎的な集計を終了した。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] 坂野 慎二: "これからの教員に求められる資質・能力と教員研修"教育時報(岡山県教育委員会). 平成16年4月号. 4-7 (2004)
-
[Publications] 坂野 慎二: "ドイツの教育改革と教育経営学"日本教育経営学会紀要. 45号. 154-161 (2003)
-
[Publications] 坂野慎二, 藤田晃之ほか: "諸外国の若者就業支援政策の展開-ドイツとアメリカを中心に-"独立行政法人労働政策研究・研修機構. 155 (2004)