2003 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル時代に対応した国際理解教育のカリキュラム開発に関する理論的・実践的研究
Project/Area Number |
15330195
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tezukayama Gakuin University |
Principal Investigator |
米田 伸次 帝塚山学院大学, 文学部, 教授 (30258074)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大津 和子 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (80241397)
渡部 淳 日本大学, 文理学部, 教授
多田 孝志 目白大学, 経営学部, 教授 (50341920)
藤原 孝章 富山大学, 教育学部, 助教授 (70313583)
森茂 岳雄 中央大学, 教育学部, 教授 (30201817)
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Keywords | 国際理解教育 / カリキュラム開発 / 地球時代 / 多文化共生社会 / 分析の視点 / 海外動向 / ネットワーク / モデル・カリキュラム |
Research Abstract |
本共同研究は、研究代表者を中心に推進委員会、全体会、理論研究分科会会、実践研究分科会により研究をすすめてきた。推進委員会は研究全体の計画作成、連絡・調整等にあたった。全体会ではカリキュラム開発等に関する研修を行い、また共通理解の機会とした。 本共同研究に関する主たる推進組織は理論・実践の委員会であった。2003年度の両分科会の研究成果概要を記す。 〇理論研究分科会 国際理解教育の概念構築の基礎作業として、「国際理解教育の研究史」「国際理解教育の言説の整理」「カリキュラム開発モデルの整理」に関する検討を行なってきた。更に海外動向調査として「アジアのネットワーク」「東南アジアの帰国生教育」「ドイツの動向」「世界の比較教育学の動向」「海外日本人学校の状況」について調査し、考察を加えてきた。概念構築、海外動向調査共に2004年度も継続し、調査・検討・考察していくこととなっている。 〇実践研究分科会 以下の3つの研究活動を推進してきた.第一は国際理解教育の現行カリキュラムの収集分析であり、収集先、収集範囲、分析方法を明確にした。第二は国際理解教育の現行カリキュラムの分析、モデル・カリキュラム開発の基本となる視点の明確化である。現時点では多文化社会、グローバル社会、グローバル社会、地球的課題、未来への選択を視点とし、下位概念を検討していった。第三はモデル・カリキュラムの具体的な形式と指針作成である。15の項目の設定、各項目の留意点の提示等が行なわれた。 上記3つの活動により、多様なモデル・カリキュラム開発への基礎作業が進んだ。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 米田伸次: "地球市民を育む国際理解教育"教育研究. 1月号. 14-17 (2004)
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[Publications] 多田孝志: "国際理解教育とカリキュラム"国際理解教育. vol9. 230-255 (2003)
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[Publications] 多田孝志: "国際化社会で求められるコミュニケーション力とは"児童心理. 794. 35-41 (2003)
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[Publications] 渡部淳: "学びと表現"演劇と教育. 50巻6号. 17-21 (2003)
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[Publications] 藤原孝章: "国際理解教育における平和学習のあり方-Global Issues in the Middle School「ノーベル平和賞」の授業事例を中心に-"国際理解教育. 第9号. 62-75 (2003)
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[Publications] 藤原孝章: "グローバル時代における国際理解教育のあり方-多文化社会と地球的課題を接続する視点"教育創造. 第20巻第59号. 7-9 (2003)
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[Publications] 米田伸次他: "社会科教育実践学の構築"明治図書. 375 (2004)