2006 Fiscal Year Annual Research Report
トレーサー内蔵ペレットを用いたイメージング計測による粒子輸送研究
Project/Area Number |
15340201
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Research Institution | National Institute for Fusion Science |
Principal Investigator |
須藤 滋 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (50142302)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 国憲 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (70126861)
尾崎 哲 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (50183033)
武藤 貞嗣 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手 (40260054)
田村 直樹 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手 (80390631)
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Keywords | トレーサー内蔵ペレット / TESPEL / LHDプラズマ / 粒子輸送 / 粒子拡散 / 不純物輸送コード / トモグラフィー |
Research Abstract |
内層が元々プラズマ中に存在しないトレーサー粒子で,その外側が別種の固体(代表的には水素と炭素の化合物であるポリスチレン)であるようなトレーサー内蔵固体ペレットを用いて、高い精度での粒子輸送計測(その最終形態は、イメージング計測)を行うことが本研究の目的である。また、高い予測精度を持つ不純物輸送係数の計算コードを開発し、同コードによる計算結果と実験データを比較することで、粒子輸送の物理解明を行うことも目的としている。研究期間最終年度である平成18年度では、計測で得られた実験データを精度良く解析するために必要な輸送計算コードの開発を海外の研究協力者と共同で行い、ほぼ完成させることができた。まだ改良の余地はあるものの、これにより不純物輸送の物理解明に必要不可欠なツールの1つを確保することができた。トレーサー内蔵固体ペレットを用いたLHDプラズマ実験では、X線PHA計測によるチタントレーサーのプラズマ中での挙動の観測やAXUVシリコンフォトダイオードアレイ計測によるチタントレーサーの挙動のトモグラフィー観測により、実験データの蓄積が進んだので、これら実験データとの比較が今後の課題である。また、本研究の基本要素であるトレーサー内蔵ペレットにおいては、トレーサー観測の障害を減らしたトレーサー内蔵極低温ペレット(ペレット外層部が固体水素)の入射実験を行い、首尾良く成功した。これにより、トレーサー内蔵ペレットを用いた研究の幅が格段に広がったことで、トレーサー内蔵ペレットによる高い精度での粒子輸送計測の発展に弾みがつくものと期待される。
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Research Products
(2 results)