2004 Fiscal Year Annual Research Report
土壁からみた21世紀の町並みのデザイン-科学的方法による現代的土壁の色彩と表情の提案-
Project/Area Number |
15360325
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Research Institution | Nagoya City University School of Design and Architecture |
Principal Investigator |
廣川 美子 名古屋市立大学, 大学院・芸術工学研究科, 教授 (40001234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬口 哲夫 名古屋市立大学, 大学院・芸術工学研究科, 教授 (00093047)
岡村 穣 名古屋市立大学, 大学院・芸術工学研究科, 教授 (60141438)
伊藤 恭行 名古屋市立大学, 大学院・芸術工学研究科, 助教授 (80203181)
阪口 明弘 財団法人日本建築総合試験所, 研究員 (10215618)
寺田 博一 財団法人啓明社, 研究員
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Keywords | 土壁 / 色彩 / 伝統的建造物群保存地区 / コンピュータカラーマッチング / 蛍光X線分析装置 / 町並み / 発色元素 / 茶室 |
Research Abstract |
本研究費により以下の1.〜5.を行なった。 1.蛍光X線分析装置(アワーズテック製:OURSTEX 100FA)・デジタル顕微鏡(キーエンス製:VH-8000)・分光測色計(ミノルタ製:CM-2002)を用いて、土壁の色彩及び発色元素の測定を行なった。測定場所は、京都市大徳寺玉林院(南明庵,蓑庵,霞床席)、札幌市八窓庵(茶室)、杉本家(座敷,茶室)、澤井家(玄関脇,座敷)、犬山市如庵(茶室,水屋)、大山崎町妙喜庵待庵(茶室)、如庵写し〔京都市正伝如庵(茶室),京都市長好庵(茶室),和歌山市遊風(茶室)〕、京都島原の角屋(網代の間、檜垣の間、青貝の間、青貝の間前室、扇の間、清隠斎)である。加えて土壁の施工方法の解明を試みた。 2.伝統的建造物群保存地区(千葉県佐原市佐原、京都市上賀茂,産寧坂,祇園新橋,嵯峨鳥居本、岡山県川上郡成羽町吹屋、鹿児島県出水市出水麓,薩摩郡入来町入来麓,川辺郡知覧町知覧)の街並と内外土壁の色彩の調査を行なった。 3.奈良県橿原市今井町の伝統的建造物群保存地区の再生計画を検討した。 4.犬山市如庵,京都市桂離宮中書院,札幌市八窓庵,京都市杉本家の土壁の発色元素及び色彩の測定結果に関する報告会を犬山市有楽苑で行なった。当日、如庵写しの仁和寺我前庵,飛濤亭、水無瀬神宮茶室の土壁見学も併せて行なった。 5.石田志朗博士の協力により、聚楽土と思われる土の地質学的成因の分析実験を引き続き行なった。
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Research Products
(5 results)