2004 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを用いた大学生禁煙化プロジェクトの有効性の評価
Project/Area Number |
15390199
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
高橋 裕子 奈良女子大学, 保健管理センター, 教授 (00346305)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中原 俊隆 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70250181)
川上 憲人 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (90177650)
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Keywords | 大学 / 禁煙化 / 大学生 / インターネット / 禁煙マラソン / カレッジ禁煙マラソン / 携帯メール通信 / 禁煙支援 |
Research Abstract |
平成15年10月のプロジェクト提供開始から平成16年9月末までの21ヶ月間に奈良女子大学に設置した‘大学禁煙化プロジェクト事務局'に問い合わせや利用申し込みで連絡をしてきたのは190大学である。大学における禁煙化担当部局は保健センターが多いが、学内の安全衛生に関わる事務部門や教職員が担当窓口となっている大学もあった。大学生禁煙化プロジェクトのうち、学生へのニコチンパッチ処方とメールサポートを提供する大学生禁煙サポートは国立大学法人の3校において実施した。いずれも平成15年度の成果をうけて、二度目の提供となるが、大学生どうしのアドバイスは活発化するに至らず、アドバイザー育成に関してさらに教育内容の見直しの必要性が示唆された。禁煙成功者数および背景因子については現在集計中である。なお大学生禁煙化プロジェクトのうち、大学担当者を介さず学生が個人で利用申し込みを実施できるIT禁煙サポート「禁煙カレッジマラソン」の紹介大学数は、国立17校、公立8校、私立36校であった。本プロジェクトのもうひとつのアウトカムである大学の禁煙化サポートであるが、ベースライン調査としての大学禁煙化状況等の調査は平成16年10月に実施し、国立大学法人87大学中84大学、公立大学および私立大学への同様の調査にて410大学から回答を得た。なお付随するサポートとして、大学教職員むけ大学禁煙化講習会は年4回実施、計119大学が参加した。大学禁煙化支援は国立大学法人20大学を含む64大学に提供した。実施成果についての分析は次年度に実施する予定である。
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Research Products
(5 results)