2004 Fiscal Year Annual Research Report
生体硬組織結晶の発現機構と成長に関する三次元的超微構造の解明
Project/Area Number |
15390548
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
脇田 稔 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (40018916)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 恒之 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (80200822)
土門 卓文 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50217618)
高橋 茂 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (70241338)
柴山 環樹 北海道大学, エネルギー先端工学センター, 助教授 (10241564)
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Keywords | 硬組織 / 結晶生成 / 電子顕微鏡 / 三次元構築 / 結晶成長 |
Research Abstract |
本研究で初めて実施する、硬組織の発生学的検索の急速凍結固定法のための機器、クライオウルトマミクロトームが、交付された研究費では購入できないので、学内で利用できる装置を探したが、現状で直ちに使える状態のものがなかったので、医歯学総合研究施設にある同様の機器を整備して使う予定であったが、十分整備できなかった。 そのため、代替手段として、化学的固定による方法を資料作成のために応用することを試みた。光顕用、電顕用切片標本ならびに、走査電顕用ブロック標本を脱樹脂により観察するという本研究の特徴を実現するために、試料は全て、メタアクリレート樹脂に包埋した。アクリル樹脂モノマーは揮発性が高く、通常の方法では、重合作業中に蒸発するという致命的な欠陥がある。また、試料そのものも、従来の透過電顕用サイズより大きく、特に走査電顕用試料は特に大きいので、唯一密閉できる包埋カプセルには収まらないと言う欠点がある。そこで、脱水や樹脂浸透に用いるガラス製試料ビンに包埋する方法を試みた。この場合、試料は重合前のモノマーの中で沈むので、本研究で期待する重合樹脂ブロックの中程に試料が来るようにするために種々の工夫を施した。初め、試料ビンに1cmほどのモノマーを入れ、蒸発予防の蓋をして重合する。ついで、樹脂浸透の終了した試料を置き、静かに触媒入りモノマーを1cm〜1.5cmそそぎ入れ、蓋をして重合する。重合完了後、ガラスビンを割って重合試料ブロックを取り出すと、直径2cm高さ2cm〜2.5cmの円柱形ブロックの中央に試料が浮いている状態の樹脂ブロックが得られた。 このブロックから試料を任意の方向から切り出すことが可能であるので、現在精密に方向を決めた標本切り出しが可能となったので、切片の切り出しを試みているところである。 電子顕微鏡画像からの三次元復構は、順調に慣熟しつつあり、破骨細胞の立体復構に成功して、海外の有名な雑誌に公表され、付図に一つが、表紙図に採用された。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Size and Structure-Dependent Photocatalytic Activity of Jingle-Bell-Shaped Silica-Coated Cadmium Sulfide Nanoparticles2004
Author(s)
Bonamali Pal, Torimoto, T., Iwasaki, K., Shibayama, T., Takahaashi, T, Ohtani, B.
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Journal Title
J.Phys.Chem.B 108
Pages: 18670-18674
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