2006 Fiscal Year Annual Research Report
ベトナムにおける南北デルタ農村の人口移動に関する社会学的考察
Project/Area Number |
15401040
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Research Institution | Kanda University of International Studies (KUIS) |
Principal Investigator |
岩井 美佐紀 神田外語大学, 外国語学部, 准教授 (80316819)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桜井 由躬雄 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (80115849)
高田 洋子 敬愛大学, 国際学部, 教授 (50154795)
大野 美紀子 神田外語大学, 外国語学部, 講師
大田 省一 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (60343117)
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Keywords | ドイモイ / 農村間移動 / 人口(労働)移動 / 農業開拓 / 出稼ぎ / 農村・都市間移動 / 都市化 / 社会的ネットワーク |
Research Abstract |
平成18年度の科研「ベトナムにおける南北デルタ農村の人口移動に関する社会学的考察」(課題番号15401040)の研究実績については以下のとおりである。 これまで同様、引き続きカウンターパートであるハノイ国家大学および南部社会科学院(ホーチミン市社会科学院改め)と共に共通テーマに関する調査研究および文献収集を行った。 日本側の研究分担者および研究協力者による調査研究は以下の時期・内容で実施された。まず、研究代表者の岩井は8月17日から、そして分担者の大野(共に、神田外語大学)は岩井に先んじて8月10日から調査を開始した。今回の調査内容はメコンデルタ開拓農村(ロンアン省ヴィンフン県カインフン社)における聞き取り調査の他、「新経済区」地域開発の経緯について担当者へのインタビューを実施した。研究分担者の高田(敬愛大学)は9月1日から14日までフランス植民地期の労働力移動に関する聞き取り調査を送り出し元のニンビン、ナムディン省(北部)と移住先ビンズオン、ビンフック省(南部)にて行った。研究協力者の岡江恭史(農林水産省農林水産政策研究所)は8月17日から9月15日までナムディン省ヴーバン県コックタイン合作社とハイズオン省カオドイ村において農家の出稼ぎについて聞き取り調査した。最後に西村昌也・西野範子(学術振興会特別研究員)はハノイおよびバックニン省の窯業村の出稼ぎの有無とその社会的背景について調査した。 ベトナム側の研究協力者の研究実績については以下のとおりである。研究分担者のグエン・ティ・ホア(南部社会科学院)はメコンデルタ農村(チャヴィン省チャヴィン市第9坊)からホーチミン市への農村女性の出稼ぎにっいての追跡調査を行った。また、グエン・ヴァン・チン(ハノイ大学)は紅河デルタ農村(フンイエン省アンティ県チエン村とナムディン省ナムチュック県コーザー村)からハノイへ出稼ぎに行く女性労働者(荷担ぎ・廃品回収)の生活形態と彼女たちの経済活動がもたらす家族・村落へのインパクトを継続調査している。
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Research Products
(4 results)