2005 Fiscal Year Annual Research Report
21世紀東アジアにおける農村-都市関係の再編に関する研究
Project/Area Number |
15402008
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
竹内 隆夫 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (40105747)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北原 淳 神戸大学, 名誉教授 (30107916)
小林 一穂 東北大学, 大学院・情報学研究科, 教授 (20150253)
黒柳 晴夫 椙山女学園大学, 文化情報学部, 教授 (80097691)
劉 文静 岩手県立大学, 総合政策学部, 助教授 (80325927)
|
Keywords | 都市 / 農村 / 工業化 / 開発 / 教育 / 出稼ぎ / 少子化 / 高齢化 |
Research Abstract |
本年度の研究実施計画に沿って、まずインドネシア班がジャワ島ジョクジャカルタ市を中核とする農村地区での都市-農村関係に関するアンケート調査を、昨年夏に実施した。これは昨年度実施した韓国、中国、タイと同様、調査地区全戸を対象として行われたものである。 インドネシア班以外の韓国、中国、タイの3班は、個別に昨年度の調査で収集した調査票の集計・分析、および補充調査・文献の収集を行った。 これらの研究活動を踏まえて、今年度実施した重要な研究活動は、各国の共同研究者を招聘して、国際研究集会(ワークショップ)を立命館大学で開催したことである。4カ国の共同研究者に参加を依頼して、期日(平成18年1月15日)の関係などから2カ国(韓国、インドネシア)の参加にとどまったが、日本側からも含めて4名が調査分析結果や当該国について作成した論文をもとに報告を行った。これまでの調査活動で得られた結果を中心に、広義の東アジア地域での都市-農村関係の状況と各国における個別状況が報告された。報告後分担者や他の参加者を交えて、真摯な討論を交わすことができた。本研究のここまで3年間の個別の調査活動と結果の分析を、今回中間報告とはいえ、初めて共有することができた。中国班は補充調査がワークショップの直前だったことで分担者の参加がかなわず、また共同研究者の来日の都合がつかないという事情で、1カ国のみ結果の共有はできなかった。すべての班の状況を共有するということについては、来年度の課題としたい。
|
Research Products
(6 results)