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2003 Fiscal Year Annual Research Report

スポーツ活動が小児の血小板・血管内皮機能と動脈硬化の進展に及ぼす効果に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15500431
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

堀米 仁志  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (50241823)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 喜代次  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (50163514)
平松 祐司  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (30302417)
Keywordsスポーツ医学 / 小児 / 成人病 / 動脈硬化症 / 血小板機能 / 血液凝固線溶系
Research Abstract

【研究目的】
動脈硬化をはじめとする成人病の一部は、小児期にその起源があると考えられている。血管内皮機能や血管内皮・血小板相互作用は動脈硬化病変の進展に深く関わっているが、その小児期の成長に伴う変化やスポーツ活動に伴う変化は十分に解明されていない。そこで、小児期から成人期に至る健常人を対象として血管内皮機能の指標となる血漿マーカーと血小板動態の成長に伴う変化を検討し、さらに小児アスリートにおけるこれらの指標を検討する。
【研究計画・方法】
初年度として、まず正常小児及び小児期に特徴的な先天性心疾患(CHD)、特に赤血球増加をともなうCHDを対象とした。小児を対象として血小板活性、凝固阻害因子、線溶系蛋白を評価する場合は、年齢に伴う変化とともに日内変動の影響も考慮する必要がある。それらのデータへの影響を考慮しつつ、スポーツ活動前の状況を把握することを目的とした。
【現在の進行状況】
1、赤血球増加を伴うチアノーゼ性先天性心疾患(CCHD)における血小板凝集能、血小板マイクロパーティクル(PMP)、血小板表面のP-セレクチンを検討した。血小板凝集能はヘマトクリット(Ht)に負の相関を呈し、PMPはHtが60〜65%を越えると著しく増加した。
2、赤血球増加を伴うCCHDにおける可溶性P-セレクチン、βトロンボグロブリン(β-TG)、血小板第4因子(PAF4)とトロンボモジュリン(TM)、プロテインC、プロテインSを検討した。可溶性P-セレクチン、β-TGはHtと正の相関を示し、プロテインC、プロテインSがHtと負の相関を呈した。
【今後期待される研究成果】
過度の運動により組織は低酸素状態に傾くと考えられる。低酸素に起因するサイトカイン、血小板活性やPMP、線溶系蛋白等による血管内皮細胞障害や血管リモデリングへの関与が報告されている。これらの機序の解明は、スポーツ活動の血管内皮細胞障害等への関わりを明らかにし、小児期発症の成人病の病態解明と予防に貢献すると考えられる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Horigome H, et al.: "P-selectin and thrombomodulin-protein C-protein S pathway in cyanotic congenital heart disease with secondary erythrocytosis"Thrombosis Research. 112(4). 223-227 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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