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2003 Fiscal Year Annual Research Report

〓園社中の基礎的研究-江戸の知的共同体-

Research Project

Project/Area Number 15520072
Research InstitutionInternational Christian University

Principal Investigator

小島 康敬  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (70101590)

Keywords萱園社中 / 荻生徂徠 / 太宰春台 / 服部南郭 / 安藤東野 / 山県周南 / 平野金華 / 知的共同体
Research Abstract

本研究の目的は、江戸中期の知的世界を風靡した荻生徂徠一門の(萱園社中)の人的ネットワークを明らかにし、その知的結社の実態とその文化史的・思想史的意義を考察することにある。萱園一門の人々の思想的営為を思想それ自体として分析するだけではなく、思想の社会史、知の社会史を構想することを本研究の特色とする。すなわち、最終的には、萱園に集う知識人の生態やネットワークを追うことによって、都市社会における知的共同体の存在意義と江戸知識人の意識構造を思想史的方法と社会史的方法を統合させながら立体的に把握することを目指すものであるが、その基礎作業として本年度は以下のことを実践した。
1、萱園社中メンバーの詩文集等の調査と収集に努めた。荻生徂徠の『徂徠集』、服部南郭の『南郭先生詩文集』、太宰春台の『紫芝園稿』、山県周南の『周南先生文集』、安藤東野の『東野遺稿』、平野金華の『金華稿刪』、宇佐美〓水の『〓水叢書』を諸版本を調査し、必要なものを複写した。
2、上記の詩文集の読解を継続的に行い、人名や重要項目の抽出し、記事の執筆時期の特定、記事の相互間の関連性などを分析し、それらの結果をカード化し、データー入力を遂行しつつある。
3、2と平行して関連する基礎資料として、『先哲叢談』、『萱園雑話』、『文会雑記』から必要事項を抽出・整理し、データーとして入力化を遂行しつつある。
4、徂徠一門の年譜と人的ネットワーク交渉図の作成にとりかかっている。
5、本研究に関連する文献、論文、著作の収集に努めた。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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