2004 Fiscal Year Annual Research Report
社会動向を反映した日本語研究のための課題設定に関する基礎的研究
Project/Area Number |
15520301
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
相澤 正夫 国立国語研究所, 研究開発部門, 部門長 (80167767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 理恵子 国立国語研究所, 情報資料部門, 主任研究員 (90249912)
辻野 都喜江 国立国語研究所, 情報資料部門, 研究員 (40311154)
江川 清 広島国際大学, 人間環境学部, 教授 (30000425)
田中 ゆかり 日本大学, 文理学部, 助教授 (40305503)
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Keywords | 言語問題 / 社会動向 / 日本語研究 / 課題設定 / 新聞記事データベース / 世論調査 / 『国語年鑑』 / 外来語問題 |
Research Abstract |
【目的】 社会動向を反映した日本語研究のための課題設定に資する基盤情報を整備するとともに,次の1,2,3に関する調査研究を行い,その成果を活用して最終的に4を達成する。 1 20世紀後半,すなわち過去50年間に蓄積された「言語」及び「言語生活」に関連する情報を新聞・雑誌等から広く収集し,一定の試案的な枠組みのもとに整理する。 2 重要な言語問題の所在を確認し,事例としてそれに対する国民の意識や世論の動向を探る。 3 一定の展望のもとに,問題相互の関係を整理した見取り図を作成する。 4 日本語研究の分野で,今後優先的に取り組むべき研究課題を明らかにする。 【研究経過・研究成果】 平成16年度は,第2年次として前年度に引き続き,次の(1)を主たる対象とし,(2)を参考にしながら,1「基盤情報の収集・整理」を継続した。 (1)「新聞切抜きデータベース」(国語研作成)の記事(約11万件)。 (2)『言語生活』(月刊雑誌,筑摩書房刊,1951年〜88年)の特集記事。 また,1の作業と並行して,これに,次の(3)(4)(5)等から得られた知見を加味しながら,2「事例研究」を実施した。具体的には「外来語」「コミュニケーション手段」を取り上げた。また,3「言語問題の見取り図の作成」を継続した。 (3)「国語に関する世論調査」(総理府,文化庁国語課調査)の調査項目・調査結果。 (4)『国語年鑑』(国語研作成)の収録論文,展望記事。 (5)『国語学』(国語学会機関誌)の学界展望記事。
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