2004 Fiscal Year Annual Research Report
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15520312
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| Research Institution | Kyushu University |
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Principal Investigator |
田島 松二 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (10001819)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
隈元 貞広 熊本大学, 文学部, 教授 (40161707)
浦田 和幸 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (50168762)
家入 葉子 京都大学, 文学研究科, 助教授 (20264830)
松元 浩一 長崎大学, 教育学部, 助教授 (20219497)
末松 信子 長崎国際大学, 人間社会学部, 講師 (10331050)
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| Keywords | 18世紀英語 / 歴史・社会言語学 / 統語法 / 否定構文 / 形容詞の比較変化 / 書誌 / 実証的研究 / 国際研究者交流 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、今日の英語が確立しつつあった18世紀英語の統語法、形態、語彙、文体などを、豊富な第一次資料(小説、戯曲、評論、書簡、日記、定期刊行物等)から収集されたデータを基に、英語史的、あるいは社会言語学的な観点から実証的に解明することである。2年目にあたる平成16年度は、主に次のことを行った。
1.本研究の基となる第一次資料(18世紀野銭から10点、後半から10点の計20点)を手作業もしくはパソコン利用により、各分担者がそれぞれ2,3のテーマに関してデータの収集を継続した。そのうち、動名詞、副詞、形容詞の比較変化、否定、二重目的語構文、呼称、完了形等に関するデータ収集が完了した。
2.上記1.のうち、一部は収集されたデータの分析も終了、内外の学術誌に発表された、否定形に関しては、'say not'型の古い構文と'do not say'型の新しい構文とが共存する18世紀英語の否定構文の実情が明らかになり、形容詞の比較変化に関しては、18世紀英語が通説である屈折形から迂言形へという一方向の変化を必ずしも反映していないことを明らかにした。
3.18世紀英語の関する研究文献(第二次資料)の調査・収集を継続し、「18世紀英語の歴史・社会言語学的研究書誌」(補訂版)を公刊した。
4.本研究に注目した専門誌『英語青年』が「18世紀英語研究の最前線」という小特集をくみ、代表者を含む3名が執筆した。
5.文献収集と海外の専門家との情報交換を、18世紀の探検家キャプテン・クックに関するユニークな資料の収集と研究で知られるニュージーランド(カンタベリー大学とオタゴ大学)で行った。
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