2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15520375
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
川口 義一 早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (70120912)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 里司 早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (90298208)
SHEPPARD Chris 国際基督教大学, 教養学部, 講師 (60350386)
木下 直子 明海大学, 総合教育センター, 講師 (40364715)
FIELD Malcom 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 助教授 (50350385)
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Keywords | 外国語教育 / 日本語教育 / 英語教育 / 異文化理解教育 / コミュニケーション教育 / 第二言語習得理論 / 遠隔教育 / テレビ会議システム |
Research Abstract |
外国語教育におけるテレビ会議システムの効果的な利用法を探るため、以下の二つの授業から録音・録画データを収集し、収録後、学生たちにテレビ会議が参加者にどのような心理的負担や影響を与えるか意見を書いて提出してもらい、記録した。 (1)前・後期(12回/1時間)にわたる、日本の明海大学と台湾の東呉大学との遠隔授業。日本側は日本人学生4名、韓国人学生5名、台湾人学生2名で、台湾側は9名の中上級日本語学習者である。異文化理解を目的とした授業で、学生たちが選んだテーマに基づいて、日本語でディベートを行った。 (2)後期(5回/1時間)にわたる、日本の早稲田大学とアメリカのユタ大学ととの遠隔授業。昨年は、上級学習者同士(日本の英語学習者とアメリカの日本語学習者)のタスクによるインターアクションを行ったが、そのデータと比較するため、今回は日本側は初級英語学習者(5名)、アメリカ側は初級日本語学習者(5名)という初級レベルのデータを収集した。 収集したデータの利用・分析方法は以下のとおりである。 (1)収録したビデオを24時間以内に参加者に見せ、その発言・行動についての意見を言わせる。その様子もビデオで録画した。 (2)テレビ会議を観察していた研究者は、研究ノートに気づいた点を記録した。 (3)テレビ会議での発言内容を、音声輪文字化してPC入力し、データベースを作成した。 (4)収録したデータベースをもとに、会話分析を行い、結果の一部を論文化("Task performance, language learning and video conferencing : An experiment in across-border collaboration"関連論文集にて公刊予定)した。
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Research Products
(4 results)