2003 Fiscal Year Annual Research Report
IT革命の実態と持続性:ITイノベーションに関する経済分析
Project/Area Number |
15530155
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
元橋 一之 一橋大学, イノベーション研究センター, 助教授 (30345441)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 晃 東京大学, 先端経済工学研究センター, 教授 (20054380)
中馬 宏之 一橋大学, イノベーション研究センター, 教授 (00179962)
長岡 貞男 一橋大学, イノベーション研究センター, 教授 (00255952)
藤村 修三 一橋大学, イノベーション研究センター, 客員教授
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Keywords | IT革命 / ムーアの法則 / 技術革新と組織変化 / 生産性 / 知的所有権政策 / 標準化政策 / ミクロデータ計量分析 |
Research Abstract |
2年計画の初年度としてITイノベーションに関する外部有識者も招いた研究会10回開催し、研究分担者も含めたグループ全体で以下の研究を行った。 (1)IT産業におけるイノベーションの実態と持続性に関する研究:半導体集積回路やストーレージ技術等におけるITシステムにおけるイノベーションを支える重要技術の動向とその持続姓に関する経済評価の研究 (2)IT産業における産業組織論研究:特許やイノベーションに関する各種データを用いて、ITイノベーションに関するミクロ経済学的分析を行うことによって、IT産業のイノベーションを促進するための知的財産政策や競走政策に関する政策的インプリケーションの導出 (3)ITシステムのユーザー産業における経済効果分析:ITイノベーションの進展によってそのユーザー産業は大きな経済的便益を享受していることが考えられるが、その便益の計測やユーザー産業のビジネスモデルの変革などに関する影響度分析 上記の研究に関する中間的な成果については、平成15年3月5日(金)、6日(土)の2日間に渡って開催された一橋大学ITイノベーションワークショップにおいて報告を行った。なお、本ワークショップは本プロジェクトの研究チームをコアメンバーとして、ITイノベーションに関する研究者、民間企業や政策担当者などを集めて行ったものである。上記の(1)〜(3)の研究テーマのほか、政策的イシューとしてIT関係の知的所有権政策と標準化問題を取り上げて議論を行った。
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