Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐竹 勝利 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (30071674)
岩永 定 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90160126)
石村 雅雄 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80193358)
弓削 洋子 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80335827)
芝山 明義 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (10243742)
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Research Abstract |
本年度は,当初の計画に沿って,以下の研究を遂行した。 1 学校の組織状況に関する実証的研究 九州,四国の小学校から20%を抽出して(838校),校長(838人),教員(学級担任,1校3人,計2514人)を対象とした質問紙調査を実施した。回答者数は,校長344人,学級担任955人であった。本調査の目的は,(1)学校の組織状況を個業化,統制化,協働化の3側面から明らかにすること,(2)これら学校の組織状況と内外の環境的要因との関連を明らかにすること,である。学校の外部要因としては,(1)学校課題の複雑性,(2)教育行政機能の支援性一統制性,(3)地域の学校に対する態度,内部要因としては,(1)組織機能の形式化,を設定した。 2 学校事例研究 学校内外の協働的関係構築の事例として,(1)教員の同僚性構築を基軸として学校経営を展開している学校,(2)地域の教育資源を積極的に活用しながらその組織化を展開している学校,の2校を選定し,事例研究を実施した。 3 組織開発研究 昨年度に引き続き,教員の協働的プロセスの活性化を通して学校の自律性を構築していくことをねらいとした組織開発研究を実施した。本年度は(1)昨年度の知見をふまえながら,大規模校における組織開発プログラムの開発と実施,(2)学力向上に取り組んでいる学校を対象とした組織開発プログラムの応用を試み,一定の成果を得た。
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