2003 Fiscal Year Annual Research Report
少子化・過疎化が進む地域における最適な学校教育システムの開発に関する研究
Project/Area Number |
15530532
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
屋敷 和佳 国立教育政策研究所, 教育政策・評価研究部, 総括研究官 (70150026)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 勝巳 武蔵工業大学, 工学部, 専任講師 (30200611)
工藤 文三 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (30231096)
坂野 慎二 国立教育政策研究所, 教育政策・評価研究部, 総括研究官 (30235163)
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Keywords | 学校統合 / へき地教育 / 小中併置校 / 複式学級 / 高校再編整備 / 教育環境 |
Research Abstract |
今日、地方分権がわが国の大きな課題とされる中、少子化の動向をにらみながら、教育や行財政に関わる様々な制度を地域の観点から整理・見直しを行い、各地域・自治体の実情に応じた学校教育システムを構築することが大変重要になっている。 本研究は、このような考えから、少子化・過疎化が急速に進む地域を主たる対象に、最適な学校教育システムを構想することを目的としている。 本年度は、主として以下のような調査研究ならびに分析を行った。 (1)全国の小規模校の分布把握 小・中学校名簿から、市町村別学校数を整理するとともに、複式学級を有する学校、へき地校指定校、小中併置校の基礎データを集計した。 (2)学校統合に関する市町村教育委員会ならびに学校への聞き取り調査 地域類型別に、天草地区(離島)、下北半島東通村(半島)、北海道天北地区(原野)、岩手県岩泉町(山間)を対象地に選定し、地域産業の衰退、児童・生徒の減少、学校統合の進行、教育環境整備、通学条件等に関する訪問調査等を行った。 (3)少子化に伴う都道府県教育政策の資料収集 全国の道県教育委員会など5カ所を訪問し、学校統合の動向、統合等に対する市町村合併の影響、教職員配置の工夫等について資料収集を行い、その特徴を検討した。 (4)高校再編整備等に関する資料収集調査 都道府県及び政令指定都市教育委員会に対し、高校再編整備と教育改革の検討ならびに実施に関する郵送による資料収集調査(郵送)を実施した。
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