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2003 Fiscal Year Annual Research Report

高等学校農業教育の教育課程表の分析と実習の位置づけに関する研究

Research Project

Project/Area Number 15530568
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

大河内 信夫  千葉大学, 教育学部, 教授 (40026620)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 名取 一好  国立教育政策研究所, 教育課程センター, 総括研究官 (70026623)
Keywords農業教育 / 教育課程表分析 / 総合実習 / 実習の評価法 / 高等学校教育
Research Abstract

研究代表者大河内信夫および名取一好は、総合実習の評価に関して全国調査をするにあたって、内容を検討すると同時に、いくつかの農業高等学校を訪問し、担当者から総合実習の実施形態、実施場の課題、評価法に関する聞き取り調査を行った。評価に関する内容は、各高等学校によって差異があるため、全国調査を行う上での統一的調査項目の設定に困難をきわめた。
研究代表者大河内信夫は、これまでの中等教育において実習がどのように位置づけられてきたかを明らかにするため、主要な農業教育者の著作、雑誌の論考を調査・収集した。普通教育では、歴史的にみると農業実習を一般的な勤労観の育成(第二次大戦前、昭和前期においては「皇民の錬成」)と位置づけられがちであるが、現代の農業の社会的位置のなかで勤労観育成が有効となりうる検証する必要がある。農業教育において、実習を技能習得とするか、農業経験(体験)とするかによって学習者の受け取り方が変わってくる。この点で総合実習の意義付けが重要であるが、学習者にとっては評価のあり方がこれに反映するように思われる。
2000年度に収集した各農業高等学校の学校便覧・教育計画書類の分析結果と1990年度にすでに分析した結果とを、農業関係科について、学科名称の変化、普通科目と職業科目の単位数比、総合実習単位数の比較などを検討した。学科名称に関して、農業かの名称が激減していること、普通科と職業科目との単位数の比率では、普通科目の割合が多くなっていること、総合実習の総単位にしめる割合が減少する傾向にあることが明らかにされた。これらの成果は現在、学会誌への投稿準備を進めている。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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