2003 Fiscal Year Annual Research Report
軽度発達障害児の自己意識の発達と教育環境力促進のための縦断的研究
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15530613
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
田中 真理 東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (70274412)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 徹 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (80113885)
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| Keywords | LD / ADHD / アスペルガー障害 / 高機能自閉症 / 自己意識 |
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| Research Abstract |
(1)軽度発達障害児を取り巻く周囲の教育的・心理的環境に関する実態調査小学校通常学級の担任を対象に、行動面、学習面、情緒面での教育的援助の内容、専門機関・医療機関などとの連携状況などについて実態調査を行なった。現在、調査研究の結果を分析中であり、来年度の関連学会で発表し、今後学会誌への投稿論文としてまとめる予定である。
(2)自己意識に関する文献研究 軽度発達障害児の自己意識の発達に関する文献研究を行った。ADHD児の自己意の研究動向については東北大学研究年報に論文をまとめた。
(3)軽度発達障害児の自己意識の発達に関する調査研究自己意識の発達について、対象児とその保護者を対象に面接調査を行い、その結果の一部については2003年度日本特殊教育学会総会と日本教育心理学会総会で発表した。また、健常児の自己意識の発達をとらえるため、小学生約650名を対象に質問紙調査を行い、現在統計による分析を行っている。また文化的側面も合わせて検討するため、韓国光州市において約1000名の小学生・中学生を対象に質問紙調査を行い、これもあわせて現在統計分析を行っている。
(4)軽度発達障害児を対象とした心理臨床的研究心理臨床的援助については、大学の発達相談ならびに研究代表者が非常勤として勤務している医療機関において、高機能広汎性発達障害をもつ青年期のグループ・セラピーを継続して行っている。その変容をVTRにより録画し逐語録をもとに、その有効性と自己意識との関連について現在検討し、さらなる援助的関わりへとつなげている。
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