2005 Fiscal Year Annual Research Report
障害乳幼児を抱えて就労している保護者に対する地域の特色を生かした教育的サポート
Project/Area Number |
15530635
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Research Institution | The National Institute of Special Education |
Principal Investigator |
小林 倫代 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育相談センター, 総括主任研究官 (00300715)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保山 茂樹 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育支援研究部, 主任研究官 (50260021)
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Keywords | 障害乳幼児 / 保護者 / 育児と仕事のバランス / 生活スタイル / インタビュー調査 / 子育ての悩み |
Research Abstract |
1)6月に山口市を訪問し、研究協力者から紹介された障害児を抱えて就労している保護者12名に対してインタビュー調査を行った。この調査で予定していた8地区のインタビュー調査をすべて終了し、合計66名の保護者から回答を得た。 2)16年度から実施してきた「障害児を抱えて就労している保護者へのインタビュー調査」の結果を検討・分析し、日本特殊教育学会第43回大会(平成17年9月)において発表した。 就労しながら障害児を養育している保護者が必要としている支援としては、公的なサービスの充実、職場環境の改善、子どもの受け入れ場の設置、職員・機関の資質向上等であることが明らかになった。 3)本研究をまとめるにあたり、初年度に実施した「養育者の生活スタイル調査」(アンケート調査)の結果と上述のインタビュー調査との結果の関連性について、所内研究分担者と協議を重ねた。 4)1月に研究協議会を開催し、本研究の考察及びまとめの方向性について提案し、研究協力者からの意見を聴取し、協議を行った。 5)研究協議会の結果を踏まえ、研究報告書を作成した。なお、報告書は全国都道府県の教育委員会、関係機関等に配布する予定である。 今年度実施したインタビュー調査は、調査に了解の得られた保護者を対象とし、インタビューの記録用紙には個人名を記載しない等プライバシーの保護には十分配慮した。また、学会発表の内容も個人が特定できないように配慮した。
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