2004 Fiscal Year Annual Research Report
ラン藻ファージのベクターとしての応用性に関する研究
Project/Area Number |
15580168
|
Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
前田 広人 鹿児島大学, 水産学部, 助教授 (80238873)
|
Keywords | ラン藻 / ピコプランクト / ファージ / 遺伝子導入 / 安定性 / 溶原性 / 宿主特異性 / ベクター |
Research Abstract |
今年度は、昨年度に引き続いてベクターとしてのレパートリーを広げるため、現在保有している株以外の新しい宿主とファージの分離を行った。その後、この海洋性ラン藻ファージの安定性の測定と保存方法の検討を行った。 具体的には、今回分離したラン藻ファージ(S-KM2)を用いて凍結乾燥やグリセリン凍結保存(グリセリン濃度や保存温度を変えて)を行った後、溶菌力を宿主菌synechococcus sp. (strain KFM002)を用いてTiter測定(力価測定)した。その結果、もっとも安定した方法で保存する条件を明らかにした。 また、この株間の溶原化の確証を得るためPCR法によって、ファージと宿主の遺伝子の結合部分の特定を行う実験を行った。
|
Research Products
(1 results)