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2006 Fiscal Year Annual Research Report

牧草糖含量の変動に対応した高品質サイレージ調製技術の確立

Research Project

Project/Area Number 15580238
Research InstitutionTokyo University of Agriculture

Principal Investigator

増子 孝義  東京農業大学, 生物産業学部, 教授 (50123063)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 蔡 義民  畜産草地研究所, 機能性飼料研究チーム, 上席研究員 (80355114)
相馬 幸作  東京農業大学, 生物産業学部, 講師 (70408657)
Keywordsチモシー / 窒素施肥 / カリウム施肥 / 可溶性炭水化物 / サイレージ / 刈取り時刻 / 栄養価 / 養分摂取量
Research Abstract

平成18年度は申請書の研究実施計画の通り三つの実験を行った。それぞれの研究成果は以下の通りである。
計画実験1と2:北海道天北地域のチモシー単種草地において、窒素とカリウムの施肥が乾物収量および飼料成分に及ぼす影響を調べるために、年間窒素施肥量を0、80、160、240kg/ha、カリウム施肥量を0、75、150、300kg/ha設定し、栽培試験を行った。窒素施肥試験では施肥量の増加に伴い、乾物収量は標準施肥量160kg/haまで増加したが、可溶性炭水化物(WSC)、フルクトースおよびスクロースなどの糖含量が減少した。80kg/haから240kg/haまでのWSC含量の減少量は4.5%DMと大きかった。ADFとNDF含量の変動は少なかった。カリウム施肥量試験では施肥量を75kg/haから300kg/haに増加しても乾物収量とWSC含量に差がみられなかった。300kg/ha施肥すると、ADFとNDF含量、K含量とK/(Ca+Mg)が高くなった。窒素施肥量はカリウム施肥量よりもWSC含量に大きく影響した。
計画実験3:チモシーの刈取り時刻および予乾時間帯がサイレージの発酵品質、栄養価および養分摂取量に及ぼす影響を調べるために、ヒツジ4頭を供試して採食試験と消化試験を行った。朝刈りは9時、夕刈りは15時に刈取った。昼予乾は9時から当日13時、夜予乾は15時から翌日9時まで予乾した。朝刈りおよび夕刈り材料草のWSC含量は3.8%DM、4.8%DM、昼予乾および夜予乾材料草のWSC含量は3.0%DM、3.4%DMとなり、夕刈りは朝刈りより1.0%増加し、夜予乾は予乾中に1.4%減少した。サイレージの発酵品質は夕刈り区が朝刈り区より、昼予乾区が夜予乾区よりも有意(P<0.01)に高く、向上が認められた。NFE、ADFおよびNDFの消化率は夜予乾区が昼予乾区よりも有意(P<0.05)に高かった。DCPとTDN含量は夜予乾区が昼予乾区よりも有意(P<0.O1)に高かった。TDNとDE摂取量は朝刈り区と夜予乾区が高い傾向があった。刈取り時刻と予乾時間帯はサイレージの養分摂取量に大きく影響した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 北海道の基幹牧草であるチモシー(Phleum pratense L.)の可溶性炭水化物含量および糖組成の変動に及ぼす要因2006

    • Author(s)
      相馬幸作, 増子孝義他
    • Journal Title

      日本畜産学会報 77

      Pages: 495-500

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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