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2003 Fiscal Year Annual Research Report

人胎盤絨毛造血に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15590333
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

長谷川 剛  新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (90251800)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 尚  新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (70313517)
内藤 眞  新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30045786)
Keywords胎生造血 / 胎盤絨毛 / 血管芽細胞 / 血管増殖因子 / マクロファージ
Research Abstract

ヒト胎生造血は卵黄嚢に始まり、AGM(Aorta-gonad-mesonephros)および肝造血を経て骨髄造血に定着すると考えられている。しかしそれに先立って、胎盤に血管や造血が発生することは注目されていない。また、ES細胞を用いた研究からflk-1陽性細胞が血管内皮や周皮細胞および造血細胞等への多分化能を有する血管芽細胞(Hemangioblast)として報告されたが、生体内で実際にその様な分化がおこっているかは十分な検討がなされていない。本研究では以上のことに着目し、母胎保護法とインフォームドコンセントに基づいて収集した胎齢2週以降のヒト胎盤を検索材料として、胎盤発生初期の胎盤絨毛の組織学的観察を行った。その結果、胎盤発生初期から胎盤絨毛内に血管内皮や血球・マクロファージが存在することを確認した。また、本研究の初年度の課題である免疫組織化学的な検討を行い、胎盤絨毛内におけるいわゆる血管芽細胞の存在をflk-1発現細胞の分布から推察し、またその発生を司る血管増殖因子およびその関連因子やそのレセプターの関係を観察した。すなわち、胎盤発生の初期からVEGFおよびそのレセプター(flt-1,flk-1,flt-4)発現細胞が胎盤絨毛に存在することを確認した。また次年の培養系実験の確立に向けて、胎盤絨毛組織から浮遊分離細胞を得て、その分離細胞中にflk-1陽性細胞が存在することを確認した。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Watanabe T: "Expression of heme oxygenase-1 in rat ontogeny"Arch Histol Cytol. 66・2. 155-162 (2003)

  • [Publications] Naito M: "Differentiation and function of kupffer cells"Med Electron Microsc. 37・1. 16-28 (2004)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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