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2003 Fiscal Year Annual Research Report

生体部分膵からの膵島移植を目指して-移植後に消失してしまう70%の膵島を救えるか

Research Project

Project/Area Number 15591374
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

柴田 聡  秋田大学, 医学部, 講師 (40333934)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 勤  秋田大学, 医学部, 助教授 (90235367)
山本 雄造  秋田大学, 医学部, 教授 (70281730)
Keywords膵島移植 / 虚血再灌流傷害 / グラフト生着率 / 好中球浸潤
Research Abstract

ラット膵島移植モデルにおいて,急性拒絶反応による傷害が発生する以前に、約50%〜70%もの膵島が消失してしまう。その機序を明らかにした上で,その消失する約50〜70%の膵島を救うのが、本研究の最終到達目標である。その準備段階として、ラット膵島移植モデルにおいて、移植直後から移植膵島が減少する様を捉える必要がある。そこで、Wister系雄性ラットの膵島2,000個を同系のラットの門脈内に移植し、6時間後、12時間後、24時間後、3日後、7日後に犠牲死させ,肝臓を摘出し,ホルマリンで固定した後,HE染色、および,インスリン染色にて移植膵島を確認し、数的変化を測定している。当初のプロトコールでは単位面積あたりの膵島数を顕微鏡下にcountし、肝組織中の膵島数と見なす予定であった。実際,筆者らが以前おこなったporcine islet allo-transplantationモデルでは同法で定量可能であったが、ラットにおいても同法が有効か否かは確認する必要があり,まずその確認作業をおこなっている。また、移植後に膵島が減少する機序の一つとして、好中球浸潤の関与を疑っており、移植膵島、あるいはその周囲への好中球浸潤の有無についても検討中である。しかし、臓器移植と異なり、移植される組織のmassが小さいため,浸潤の有無の判定には難渋している。そこで、顕微鏡下のcountによる確認のみならず、肝組織内への好中球浸潤をELISA等によって定量化する、組織学的手法以外の方法も検討している。また、好中球浸潤のみならず、殺細胞によっても膵島が消失している可能性もあり、その関与をより明確に示すために、上記時間設定以外に追加の時間設定が必要であり、現在追加実験を行っている状況である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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