2005 Fiscal Year Annual Research Report
臨床看護実践力を高めるWeb教材の開発と看護教育支援システムの構築に関する研究
Project/Area Number |
15592263
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
竹内 登美子 岐阜大学, 医学部, 教授 (40248860)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 好美 岐阜大学, 医学部, 助教授 (10252149)
高橋 由起子 岐阜大学, 医学部, 助手 (90313915)
村瀬 康一郎 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (80150027)
小澤 和弘 岐阜県立看護大学, 看護学部, 助手 (20336639)
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Keywords | 臨床看護実践力 / 看護教育支援システム / 周手術期看護 / Web教材 / 教材開発 |
Research Abstract |
【目的】成人臨床看護学実習に求められる教育内容とその必要度を明らかにし、その結果に基づいた内容で、かつ情報検索の利便性を追及した看護教育支援システムを構築する。 【方法】 1.臨床看護学実習(周手術期看護)に有効な教材の概念を明らかにするための質問紙調査 対象:成人看護学急性期を専門とする大学教員と、臨床看護学実習指導担当の看護師 65名 期間:2003年11月〜2004年3月中にデルファイ法に準じた方法で2回実施 倫理的配慮:当大学の倫理審査委員会の承認を得て実施。質問紙の配布と回収(無記名)は郵送 2.質問紙調査の結果に基づいた教材内容の検討と教材開発、及び看護教育支援システムの構築 【結果・考察】成人看護学を専門とする専任教員のいる大学93校と、全国82の国立大学病院の外科系病棟を抽出し、各施設1名に回答を依頼した。回収率は大学48.4%(45名)、病院24.4%(20名)であった。教材の必要度が高かったのは、肺癌で手術を受ける患者の看護(90.8%)であり、次いで胃癌(89.2%)・大腸癌(80.O%)・脳腫瘍(47.7%)・変形性股関節症(42.3%)・乳癌(41.5%)で手術を受ける患者の看護という順であった。この質問紙調査結果に基づいて、既存のWeb教材利用と新規の教材開発を行い、それらをシステム化した。この際、効率的な情報検索が行えるように、INDEXは「外来・病棟(術前)、手術室、病棟(術後)の看護という時系列型」、「手術方法×時系列に応じた主要な看護というマトリックス型」、「教材内容の概要と利用者からの意見という電子図書カード型」の3種類を提示し、利用者の用途によって選択できるようにした。また、初学者にとってイメージ化が困難だと思われる術後患者の看護については、映像や音声、立体画像等を多く組込んだ看護教育支援システムを構築した。
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