2005 Fiscal Year Annual Research Report
透析療法期にある糖尿病患者の自己概念に関わる看護師の援助に関する研究
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15592286
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Research Institution | Ishikawa Prefectural Nursig University |
Principal Investigator |
林 一美 石川県立看護大学, 地域・在宅・精神看護学講座, 助教授 (30279905)
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Keywords | 透析療法期 / 糖尿病患者 / 自己概念 / 援助 / 折り合いの付け方 |
Research Abstract |
目的:糖尿病性腎症患者の療養生活と療養生活と日常生活活動における患者の生活の折り合いのつけかたを概観した。 方法:糖尿病性腎症の療養生活と日常生活活動における患者の生活の折り合いのつけかたに関するインタビューガイドを作成し、それに基づくインタビューをおこなった。 対象:A県内の1施設の糖尿病性腎患者57〜70歳までの男女5名、 結果:糖尿病性腎症患者の語りから、「療養生活と日常生活活動における患者の生活の折り合いの付け方」と「それを支える信条」が聞かれた。 1.療養生活と日常生活活動における患者の生活の折り合いの付け方 1)体の異常や体の辛さの限界を体感し、折り合いの付け方を学ぶ 2)医療者に確認しながら折り合いの按配を知っていく 3)自分なりの折り合いの付け方を守る 4)他者からの働きかけにより折り合いを意識する 5)自分の折り合いの付け方に自信をもつ 2.療養生活と日常生活活動における患者の生活の折り合いを支える信条 1)透析をしながら生きぬくための自分なりの人生観をもつ 2)他の治療や病者と比べ、透析の良さに感謝する
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