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2003 Fiscal Year Annual Research Report

Cyclin G1によるp53制御機構の解析

Research Project

Project/Area Number 15710044
Research InstitutionHyogo Medical University

Principal Investigator

木村 信也  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (70273703)

Keywordsp53 / MDM2 / Cyclin G1 / p63 / p73 / Cyclin G2
Research Abstract

(1)Cyclin G1・PP2A複合体のMDM2制御機構の解析
これまでの結果から、PP2AによるMDM2の脱リン酸化をCyclin G1が制御することで、p53の蓄積を調節していると考えられていた。そこでDNA損傷後の時間経過とともにMDM2の脱リン酸化について調べたところ、リン酸化部位が変化していることを同定した。今後、具体的なリン酸化部位についてはホスホアミノ酸分析法を行って同定する。
(2)Cyciin G1によるARF制御メカニズムの解析
ARFはDNA損傷後、Cyclin G1が誘導された直後のみCyclin G1と結合していることが示されたので、Cyclin G1がARFにたいして具体的にどのような作用を行っているかを同定するため、Cyclin G1やARFのリン酸化・脱リン酸化、結合因子の変化による制御の可能性を調べた。Cyclin G1やARFにはリン酸化部位の変化は見られなかった。またARF同様にCyclin G1も核小体に局在することが知られていたがPML小体への局在も示された。
(3)Cyclin G2の解析
これまで示してきたCyclin G1の機能がCyclin G2にもあてはまるか、またCyclin G1結合因子がCyclin G2にも結合しうるかどうかについて検討すした。Cyclin G1同様にCyclin G2もp53を制御している可能性が示唆されていたが、検討の結果、Cyclin G2によってはp53は制御されていないことがわかった。さらにはp53の相同因子p63、p73などを制御している可能性についても検討したところ、p73を制御している可能性が示唆された。
今回上記(1)〜(3)に示した結果はいずれも予備実験的なレベルであるので、今後さらに詳細に検討をおこなう。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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