2017 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of a new human rights protection system at an interface between internationalization of constitutional law and constitutionalization of international law
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15H01916
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
江島 晶子 明治大学, 法務研究科, 専任教授 (40248985)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸波 江二 早稲田大学, 法学学術院(法務研究科・法務教育研究センター), 教授 (00103911)
建石 真公子 法政大学, 法学部, 教授 (20308795)
北村 泰三 中央大学, 法務研究科, 教授 (30153133)
小畑 郁 名古屋大学, 法学研究科, 教授 (40194617)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 憲法の国際化 / 国際法の憲法化 / 人権保障システム / 憲法裁判所 / ヨーロッパ人権裁判所 / EU司法裁判所 / ヨーロッパ評議会 / 違憲審査 |
Outline of Annual Research Achievements |
2017(平成29)年度は、研究計画の遂行として、7回の研究会を開催し、各人の分担テーマにおける研究を深めると同時に、研究者間におけるディスカッションによって、全体テーマの検討についてより一層考察を深めた。とりわけ、第4回および第5回は、Mattias Kumm教授(NYU)を招聘し、事前の研究会および公開講演会を開催し、本研究の研究課題をさらに深めると同時に、その実績を公表し、より多くの研究者・一般聴衆との意見交換を行い、同時に、研究成果を社会に発表できた。さらには、研究課題のまとめおよび今後の研究方針の模索を行った。 この公開講演会を行う前提として、第2回および第3回には、Kumm教授の文献輪読会を行い、同教授の業績を一つの土台として、研究メンバーのそれぞれの研究対象や研究の視点を交換する準備作業を行った。これは、公開講演会における議論を実質的なものにする役割を果たした。そして、第6回および第7回はゲスト講師を招いて(うち1名は海外研究者)を、新しい視点を加え、今後の研究方針をさらに精錬させることができた。 また、大学内に設置した研究スペースにおいて、関係資料・文献の収集を行い、研究環境の一層進めた。さらに、本研究の研究成果の核となる『ヨーロッパ人権裁判所の判例Ⅱ』について編集会議を開催し、執筆および編集作業を行った(2018年中に発刊予定)。 以上の一連の過程を通じて、憲法の国際化と国際法の憲法化の交錯下において、新たな人権保障システムを描くことは可能であり、そこでのキー概念は、多元性・循環性・非階層性であることを析出した。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(39 results)