2016 Fiscal Year Annual Research Report
地方都市への若者の移住・定住促進策に関する学融合研究
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15H02271
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| Research Institution | Hiroshima University |
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Principal Investigator |
張 峻屹 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (20284169)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 慎治 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (00346529)
小林 敏生 広島大学, 医歯薬保健学研究院(保), 教授 (20251069)
瀬谷 創 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (20584296)
藤原 章正 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (50181409)
フンク カロリン 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (70271400)
桑野 将司 鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70432680)
大森 宣暁 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 教授 (80323442)
谷口 綾子 筑波大学, システム情報系, 准教授 (80422195)
力石 真 広島大学, 国際協力研究科, 特任准教授 (90585845)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 若者 / 移住・定住 / 市民生活行動学 / 地方文化 / 公共政策 / 雇用 / まちづくり / 日独比較研究 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、地方都市への若者の移住・定住意思決定メカニズムを解明し、地方文化に立脚した魅力的な地方都市イメージづくりを図り、若者の行動変容ステージに応じた「若者が働き、住みたがる地方都市」への再生政策の提言を目的としている。平成28年度は本格的な調査期間として位置づけられ、次年度以降の研究内容も積極的に取り組んだ。
新規調査として、主に以下の3種類の調査を実施した。（１）地方都市イメージについて、広島県における複数の地方都市、そして、広島県における道の駅、高速道路のサービスエリアとパーキングエリアをそれぞれ対象として、地方文化に着目した利用者のイメージ評価と形成、今までの居住行動・来訪行動と今後の居住意向・来訪意向などを調べた（サンプル数：510人）。（２）広島県居住の高校生（主に条件不利地域）を対象に、現在の生活環境、将来のキャリアプランと居住先の選択意向などを調べた（サンプル数：1,017人）。（３）自動運転車の保有・利用行動について、大都市と地方都市のそれぞれの居住者を対象に、主な機能、追加購入費用、保険、駐車費用、市場での普及状況などを組み合わせた将来のシナリオを提示し、さらに、将来の収入変化も考慮したウェブ調査を全国で実施した（サンプル数：1000人）。
上記のデータと、今まで収集してきたデータを駆使し、様々な研究課題に取り組んできた。その結果、査読付き論文31編（うち、インパクトファクター付き論文７編）、専門図書1冊（英文）、そのほか論文29編を公表した。国際ワークショップを一回開催した。本研究での関連成果をもとに、2019年に開催予定の国際学会「International Choice Modelling Conference」を日本での開催（研究代表者を共同主催者の１人として）へと誘致することに成功した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
昨年度も同様に、研究計画を綿密に立て、しっかりと準備してきた。次年度以降のいくつかの研究内容も実施した。多くの論文公表実績（査読付き論文31編（うち、インパクトファクター付き論文７編）、専門図書1冊（英文）、そのほか論文29編）、ワークショップの開催（International Workshop on Mobilities and Urban Policy ~ Domestic Migration and its Consequences: Comparisons between Japan and China ~）、本研究成果をもとにした国際学会「International Choice Modelling Conference 2019」の日本での開催の誘致などからみて、研究は当初の計画以上に進展していると自己評価している。
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| Strategy for Future Research Activity |
研究目的に沿い、研究計画を綿密に立て、今まで収集してきた各種調査データを活用した研究を実施すると同時に、今後、総力を挙げて、雇用に関する調査、生活診断・支援ツールの調査、ドイツでの調査などの実施を成功させ、研究の三本柱である「地方都市への若者の移住・定住意思決定メカニズムの解明」「地方文化魅力的な地方都市イメージづくり」「地域資源を活用した雇用機会の創出」に関する研究を計画に沿って実施し、若者の行動変容ステージに応じた地方都市への移住・定住促進策の提言に使える研究成果をもっと蓄積していく。
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Research Products
(66 results)
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[Journal Article] The Car-Dependent Life2017
Author(s)
Junyi Zhang, Masashi Kuwano, Makoto Chikaraishi, Hajime Seya
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Journal Title
Life-oriented Behavioral Research for Urban Policy
Volume: 1
Pages: 97-122
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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