2017 Fiscal Year Annual Research Report
The Comparative Study of Political Ideology and Social System in Medieval Europe
Project/Area Number |
15H03258
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
河原 温 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (70186120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 玄 日本女子大学, 文学部, 准教授 (00431883)
三佐川 亮宏 東海大学, 文学部, 教授 (20239213)
堀越 宏一 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20255194)
土浪 博 関東学院大学, 法学部, 准教授 (20277924)
鈴木 道也 東洋大学, 文学部, 教授 (50292636)
薩摩 秀登 明治大学, 経営学部, 専任教授 (70211274)
大月 康弘 一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (70223873)
北野 かほる 駒澤大学, 法学部, 教授 (90153105)
甚野 尚志 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90162825)
皆川 卓 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (90456492)
小澤 実 立教大学, 文学部, 准教授 (90467259)
菊地 重仁 青山学院大学, 文学部, 准教授 (80712562)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 統治理念 / 合意形成 / 政治文化 / 王権 / 都市 / 教会 / 貴族 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は13名の研究メンバーにより、中世ヨーロッパにおける統治理念と社会制度という二つの柱に即して、国家班、教会班、王国班、都市班の4つの研究班に分かれて研究活動を行った。2017年度の全体会は、5月、7月、9月、12月、3月の5回開催され、その内訳は、書評会(5月)、国家班報告(7月)、海外研究者(ドイツ、J.デンドルファー、フライブルク大学教授)講演会(9月)、王国班報告(12月)、都市班報告(3月)である。 メンバーによる報告は以下の通りである。5月(北野かほる:中谷惣著『訴える人びと―イタリア中世都市の司法と政治』書評)、7月(大月康弘:10世紀ビザンツ皇帝の帝国統治と世界認識;甚野尚志:君主鑑と暴君征伐論)、12月(鈴木道也:中世歴史叙述の中のnation;北野かほる:中世イングランドの非訴事件記録)、3月(加藤玄:ガスコーニュ都市共同体における上訴と請願;河原温:中世ヨーロッパ都市における〈慈善〉と〈救貧> のポリティクス)である。今年度は、国家班、王国班、都市班の報告を中心に、中世ヨーロッパ各地の統治権力と国王、都市の諸関係の解明に重点が置かれた。 各メンバーとも、2015年度から本年度(2007年)までの3年間に、各自海外調査(1回)と報告を終え、最終年度となる本年度は、それぞれの班ごとに当初予定した研究計画をほぼ遂行しえたと考えている。特に、本年度は、本科研の国家班、王国班と関連して9月に、ドイツ中世国制史・封建制度史の専門家であるフライブルク大学のユルゲン・デンドルファー教授を招請し、2回の講演会を通じて、意見交換を行った。また、これまでの研究の成果として、研究会主要メンバー11名による論集(『ヨーロッパ中世における王権と貴族―動態と変容―』の刊行を計画し、11月に出版助成を申請した。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(34 results)
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[Book] ザクセン人の事績2017
Author(s)
コルヴァイのヴィドゥキント(三佐川亮宏訳)
Total Pages
318
Publisher
知泉書館
ISBN
9784862852564
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