2016 Fiscal Year Annual Research Report
縮小社会における公法システムの学際的研究―ケア・包摂・協同体
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15H03290
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
角松 生史 神戸大学, 法学研究科, 教授 (90242049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小田中 直樹 東北大学, 経済学研究科, 教授 (70233559)
桑原 勇進 上智大学, 法学部, 教授 (40287032)
小玉 重夫 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (40296760)
佐々木 弘通 東北大学, 法学研究科, 教授 (70257161)
進藤 兵 都留文科大学, 文学部, 教授 (20242050)
都築 幸恵 成城大学, 社会イノベーション学部, 教授 (00299885)
西村 淳 北海道大学, 公共政策学連携研究部, 教授 (20746523)
長谷川 貴彦 北海道大学, 文学研究科, 教授 (70291226)
藤川 久昭 青山学院大学, 法学部, 教授 (30286223)
山本 顯治 神戸大学, 法学研究科, 教授 (50222378)
横田 光平 同志社大学, 司法研究科, 教授 (10323627)
世取山 洋介 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (90262419)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 縮小社会 / ケア / 包摂 / 協同体 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は「包摂」を研究キーワードとして研究活動を展開した。後記のKUルーヴェンにおける国際シンポジウムの開催に加えて、全体研究会を2回開催した。 2016年10月9日には第1回研究会を開催し(東北大学東京分室)、研究協力者兪珍式教授(韓国・全北大学校)を招聘し「韓国における私人への収用権の付与と公共性」という報告を受けて議論した。 2016年12月23日には第2回研究会を開催し(上智大学)、後記国際シンポジウム報告予定者から予備報告を行い、研究分担者間で議論した。また、縮小社会において重要な問題になっている公共空間マネジメントに関して、研究分担者藤川久昭教授が公園廃止をめぐる紛争について報告した。 2017年3月9日には、KUルーヴェン(ベルギー)において、同大学文学部日本学科Dimitri Vanoverbeke教授との共催により、"LAW AND THE CHALLENGE OF SHRINKING SOCIETY IN JAPAN"と題する国際シンポジウムを開催し、研究代表者・分担者が報告した。報告者および報告タイトルは以下の通り。(1)Narufumi Kadomatsu, "Inclusion and Seclusion in the Privatization of Commons Management" ,(2)Jun Nishimura,"Inclusion of Local Residents by the Integrated Community Care System--Transition of the Social Welfare Systems in Japan--",(3)Hiromichi Sasaki,"Inclusion to the Japanese People: A Constitutional Perspective"。本シンポジウムの成果は、海外ジャーナルにおける公表を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた国際シンポジウムの開催なども含めて、順調に研究計画を遂行し、研究分担者間の共通の問題意識の下に研究を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
2017年度は、「協同体」を研究キーワードとして研究を進める。全北大学校(韓国)における国際シンポジウム開催を予定している。
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Research Products
(59 results)