2017 Fiscal Year Annual Research Report
A research on the theory and practical methodology for strategic regional planning and design respecting its landscape and community
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15H04062
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
佐々木 葉 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00220351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 勝也 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (00271883)
山田 圭二郎 金沢工業大学, 環境・建築学部, 准教授 (00303850)
岡田 智秀 日本大学, 理工学部, 教授 (10307796)
佐々木 邦明 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (30242837)
宮脇 勝 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (30280845)
福井 恒明 法政大学, デザイン工学部, 教授 (40323513)
羽藤 英二 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (60304648)
星野 裕司 熊本大学, くまもと水循環・減災研究教育センター, 准教授 (70315290)
山口 敬太 京都大学, 工学研究科, 助教 (80565531)
福島 秀哉 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (30588314)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 景観まちづくり / 景観計画 / 景観認識 / 地域認識 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度となるH29年度には、これまで実践してきた具体的なフィールドの詳細調査と分析にもとづく地域景観まちづくりの実践に重要となる視点、評価軸、分析手法に関する成果を総合して、理論的フレームワークとしてまとめるとともに、景観まちづくりの総合性をふまえ、関連する諸研究分野との統合化を視野にいれた議論の場を構築した。まず学会発表においては、2017年6月に土木学会土木計画学研究発表会において「水に着目した地域計画とまちづくり」と題したセッションを企画し、13編の発表を得た。2017年12月の土木学会景観デザイン研究発表会で本課題に関する多くの成果を発表した。また2017年7月には、分野を横断した研究者による「地域の持続の形を考えるー千年を生き続けた知恵を活かしふるさとの暮らしを未来につなげるために」と題したシンポジウムを早稲田大学にて開催した。これらの機会に発表した成果の意義は以下のように整理できる。 (1)戦略的地域景観まちづくりの多角的、多面的な活動を捉える理論的フレームとして、環境、生計、主体の3つの観点を得ることができた。これを上記シンポジウムのセッションの題目とし、学際的な議論の場ともなり得ることを示すことができた。(2)景観まちづくりの実践における具体的な空間、インフラのデザインの重要性が確認され、その対象とデザインのプロセスの特徴を取りまとめた。(3)景観認識、地域認識が社会とともに変化していくことを前提とした柔軟な認識モデルの重要性を確認する一方、歴史的空間、歴史的認識の継承性が行為を通じて地域に投錨されることも確認された。 以上のように最終年度には、本課題の問題意識と着眼点をより広い視野から位置付け、今後の研究の発展につなげる議論を行うことができた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(66 results)