2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of strategies for anesthesia emergence and tracheal extubation in patients with obstructive sleep apnea
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15H04967
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
磯野 史朗 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (80212968)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 輝彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (30272305)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 周術期管理 / 呼吸管理 / 覚醒 / 残存筋弛緩 / スガマデクス |
Outline of Annual Research Achievements |
研究1の『手術侵襲と解剖学的上気道閉塞性変化』は、倫理委員会の承認を得ることができたので、研究開始準備が整った。他の研究費により研究を実施する予定である。 研究2の『呼吸刺激が覚醒抜管過程における呼吸・循環・意識レベルに与える影響』は、予定対象患者数50名に対して46症例となった。50症例終了後に主要評価項目を含む解析を行うが、本研究で開発した高炭酸ガス血症下の全身麻酔覚醒抜管が、テクニカルに臨床で実施可能かどうかについて検証した。現時点までに、本研究実施中に、被験者の健康に影響する有害事象は発生していない。正常炭酸ガス群、高炭酸ガス群それぞれ、ETCO2 31(31-32)mmHg(中央値 25-75 percentile)、ETCO2 54.5(50.0-56.3)mmHg(P<0.001)でデスフルレン投与を中止し、ETCO2 33(32-36)mmHg、ETCO2 50 (45-55)mmHg (P<0.001)で覚醒し抜管している。高炭酸ガス血症群では、全症例覚醒前に自発呼吸が出現していたP<0.01)。以上から、高炭酸ガス血症から患者を覚醒させる本研究プロトコールは、臨床の現場でも実施可能であり、その臨床的有用性が確認されれば、臨床応用可能な麻酔覚醒方法であることが確認できた。本研究プロトコールは、2018年日本麻酔科学会総会にて発表予定である。最終結果は、全症例終了後に解析し、英文誌に報告する予定である。 また、本研究費の支援により、覚醒時の筋弛緩薬回復、胃内容逆流防止機能に関する臨床研究を実施し、英文誌に投稿することができた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)
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[Journal Article] In Reply2017
Author(s)
Isono S, Sato S, Hasegawa M, Okuyama M, Okazaki J, Kitamura Y, Sato Y, Ishikawa T, Sato Y.
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Journal Title
Anesthesiology
Volume: 127
Pages: 897-898
DOI
Peer Reviewed
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