2015 Fiscal Year Annual Research Report
精神科医療機関における精神疾患をもつ親への円環式子育て支援モデル構築に関する研究
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15H05096
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| Research Institution | Sapporo Medical University |
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Principal Investigator |
澤田 いずみ 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (50285011)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹田 里江 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (10381279)
奥田 かおり 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (40632609)
大野 真実 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教 (70635896)
森元 隆文 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教 (60516730)
池田 望 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (00274944)
松山 清治 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (40209664)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 精神障害をもつ親 / ペアレントプログラム / 認知機能トレーニング / リカバリー |
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| Outline of Annual Research Achievements |
１．本研究の目的と平成27年度の作業予定
本研究は精神科医療機関を利用する親へ支援プログラムを提供し，その支援を受けた親がその体験を医療機関・地域へフィードバックするという円環構造を作ることが，精神疾患をもつ親の子育てを通じたリカバリー，並びに支援の充実に貢献しうるかを明らかにすることである。平成27年度は、医療機関で行う支援プログラムの実施準備として、介入計画の明確化とフィードバックチームの活動の場としての勉強会の企画を計画した。
２．実施の成果
①認知機能トレーニングのプログラム開発、②ペアレンティング・ジャーニー実施のための教材準備、③トリプルPプログラム実施支援者の養成を行い、実施場所の確保、評価バッテリーの確定、プログラム支援者の養成など平成28年度の実施にむけての準備を進めることができた。
また、④フィードバックチームの活動の場としての地域勉強会の開催については、試行的活動として北海道保健師研修の場で、浦河町でのフィールドワークの成果の報告と、地域支援者・当事者からの報告を実施でき、参加者からの高い評価を得ることができた。
さらに、カナダアルバータ州バンフ市において行われた第18回HFCC( Helping Families Change Conference)において、メンタルクリニックでのトリプルP実施について成果報告をするともに、海外の活動について、新たな知見を得ることが来た。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
介入・評価に関わる具体的な打ち合わせを継続的に実施でき、支援者養成も終了しているが、最終的な介入計画の確定と倫理審査への申請が今年度へ持ち越されたため。
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| Strategy for Future Research Activity |
研究参加者の選定基準を明確することと、プログラム参加までの動機づけに課題がある。動機づけやプログラムの理解を深める介入の検討が必要である。個別面談における支援の質を検討する必要があり、フィンランドで着目されている〝対話"に根差した支援に関して情報を探る方向で検討を進めている。
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