2017 Fiscal Year Annual Research Report
Research on the Cooperative BOP Strategies by Jpanese based Copmanies with NGOs and Business Eco-systems.
Project/Area Number |
15H05185
|
Research Institution | Kokushikan University |
Principal Investigator |
林 倬史 国士舘大学, 経営学部, 客員教授 (50156444)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井口 知栄 慶應義塾大学, 商学部(三田), 准教授 (20411209)
金綱 基志 南山大学, 総合政策学部, 教授 (50298064)
関 智一 立教大学, 経済学部, 准教授 (50301966)
三浦 秀之 杏林大学, 総合政策学部, 講師 (50609097)
星野 裕志 九州大学, 経済学研究院, 教授 (60273752)
中山 厚穂 首都大学東京, 社会科学研究科, 准教授 (60434198)
荒井 将志 亜細亜大学, 国際関係学部, 講師 (70549691)
根岸 可奈子 宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 助教 (90724568)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | ビジネス生態系 / BOP / 貧困削減 / ローカル・バリューチェーン / グローバル・バリューチェーン / 新興国市場 / インフォーマルセクター / フォーマルセクター |
Outline of Annual Research Achievements |
新興国の自律的なビジネス生態系を構築するためには、ローカル・バリューチェーンの構築が不可欠となる。フィリピンの場合には、製造業の発展が不十分なために、インフォーマルセクターに滞留する多くのBOP層の人たちが、フォーマルセクターに移行することが強く制限されている。そのため、こうしたインフォーマルセクターに滞留する人たちの低所得構造が改善されず、貧困削減の効果は限定されたものとなっている。 そこで、2017年度は、同国においてもっとも成長を続けているBPO産業(Business Process Outsourcing)とそこに従事する女性従業員とBOP層との関連性の研究に重点を置くことになった。同国のフィリピンIT-BPO産業は2016年現在、115万人の雇用者を抱える最大の成長産業ととなっており、そこでの中心的業務はコールセンター(コールコンタクト)である。業務請負は主に米系企業からの受託作業であり、中心的担い手は若い女性層となっている。 こうした女性従業員の多くは、短大卒(18歳)であり、給与の一部は親族への送金扱いがなされ、親族家族の重要な経済的盤をなしている。2017年度の研究は、こうしたフィリピンIT-BPO産業における女性の位置づけと家族の経済的基盤との関係を中心に、同産業の新たな経済発展経路としての可能性に留意しながら行ってきた。
|
Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(21 results)