2019 Fiscal Year Annual Research Report
Risk Management of Comprehensive Monetary/Fiscal Policy: Theory, Empirics, and Simulations
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15H05729
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
上東 貴志 神戸大学, 計算社会科学研究センター, 教授 (30324908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 和雄 神戸大学, 計算社会科学研究センター, 特命教授 (60145654)
高橋 亘 大阪経済大学, 経済学部, 教授 (70327675)
貝原 俊也 神戸大学, システム情報学研究科, 教授 (70289114)
北野 重人 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (00362260)
敦賀 貴之 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (40511720)
堀井 亮 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (90324855)
小林 照義 神戸大学, 経済学研究科, 准教授 (10387607)
柴本 昌彦 神戸大学, 計算社会科学研究センター, 准教授 (80457118)
岩佐 和道 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (00534596)
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Project Period (FY) |
2015-05-29 – 2020-03-31
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Keywords | 経済政策論 / 金融・経済政策 / リスクマネジメント / バブル / 金融ネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、包括的な金融・財政政策のリスクマネジメントに関する理論・実証・シミュレーション分析を行った。理論分析においては、バブル崩壊が国際間で密接に関係していることを明らかにした。さらに、金融・財政政策に関する実証・シミュレーション研究においては、マクロ変数の「リスク」が金融政策にいかに反応するかを示し、90年代初頭のバブル崩壊後及び2008年の世界金融危機後における日本銀行の対応の政策評価を行った。
本研究により、研究期間を通じて研究代表者及び分担者により、135本の論文が学術雑誌に掲載された。内108本は英語論文であり、内97本は査読付き論文である。したがって、研究代表者及び研究分担者一人あたり12本以上の論文、約10本の英語論文、さらに約9本の査読付き英語論文を掲載したことになる。また、学会報告は全体として154回行っており、一人あたり14回となる。実際には、研究分担者の内1名は、研究分担者であった期間が1年だけであり、彼の業績はこれらの数字に含めていないため、一人あたりの論文数等はさらに高いものとなる。よって、社会科学系プロジェクトとして極めて顕著な成果をあげたと言える。
日本の政府債務は膨張の一途を辿っているが、財政破綻の可能性は10年以上前から叫ばれており、近い将来に財政破綻が起こるか否かは意見の分かれるところである。その大きな一因は、財政破綻リスクは直接観測できないことにあると考えられる。しかし、東日本大震災で経験したように、深刻なリスクは事後的に初めて認識されることが多い。この意味において、事前のリスクマネジメントを目的とした本研究は、学術的・社会的意義が大きい。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(55 results)