2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the working support program for the childhood cancer survivors
Project/Area Number |
15H06707
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Research Institution | Teikyo University of Science & Technology |
Principal Investigator |
福井 郁子 帝京科学大学, 医療科学部, 助教 (50759842)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 小児がん経験者 / 就労支援 / 晩期合併症 / 体力維持プログラム / コミュニケーションプログラム / 栄養プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、小児がん経験者における効果的な就労支援プログラムを構築することを目的とし、プログラムの5つの柱(体力維持、就労面接と交渉術、自立性の育成、晩期合併症管理と栄養、親の養育支援)に関するインタビュー調査と就労支援プログラムを実施した。小児がん経験者13名、小児がん経験者の親5名、小児科医5名、スポーツインストラクター等3名、食育・管理栄養士2名、就労支援関係者2名、塾経営者2名、院内学級教員1名、臨床心理士1名、看護教員1名、他3名の計38名から個別あるいはグループインタビューを行った。逐語録の作成と内容分析からプログラムの構成要素を抽出し、プログラムを作成した。H28.9.18体力維持プログラム、H29.3.11コミュニケーションプログラム(自律性の向上、就労面接と交渉術)、H29.3.19栄養プログラム(晩期合併症管理と親の養育)の3回に分けて実施した。プログラムの告知は、就労期にある小児がん経験者、小児科医、患者会、家族会、関連機関に行った。【体力維持プログラム】ではインストラクターによるバレエ・ヨガ・フィットネス、ピラティスを中心とした運動と体力測定を実施した(大腿骨骨頭壊死等のリスク評価が必要)。【コミュニケーションプログラム】では、就労面接に関する講演、専門講師によるアサーティブの理論と伝え方の実践を行った(受診継続・体調悪化時に配慮が得られるような伝え方の訓練)。【栄養プログラム】では、晩期合併症と栄養に関する講演、管理栄養士による晩期合併症に対応した時短料理のデモンストレーションと試食を実施した(ご飯、魚料理、みそ汁、野菜中心の時短料理) 効果的な就労支援プログラムは、晩期合併症の発症が就労期に重なることを考慮し、リスクの高い晩期合併症を知り、自ら予防できるようなプログラム内容の選択と継続性を高めるためにシリーズ化されたプログラムを提供することである。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)