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2017 Fiscal Year Annual Research Report

Engagement for School teachers and promotion of students' learning about food safety

Research Project

Project/Area Number 15K00884
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

堀口 逸子  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師(非常勤) (50338399)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 城川 美佳  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (10177785)
益山 光一  東京薬科大学, 薬学部, 教授 (40748878)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords食の安全 / リスク / リスクコミュニケーション / 教職員 / ゲーミングシミュレーション
Outline of Annual Research Achievements

食の安全に関する教育を担うと考えられる教職員のなかで、中学理科、社会、保健体育教諭の、食の安全に対する考えを明らかにするために、Webサイトを利用したデルファイ法の調査を実施した。各々の教員数を平均化したかったが、保健体育教諭の参加は少なかった。約90名を対象として3回にわたる調査が実施された。
その結果をもとに、中学生の子どもをもつ母親を対象としたWeb調査を実施した。ほぼ同時期に内閣府食品安全委員会で実施されたデルファイ法の調査結果も参考に質問内容は設定された。中学生に伝えたい食の安全に関する内容は何か、というものである。約1000名の母親からの回答があった。これらの2つの調査結果から、リスクの概念等が伝えるべき優先項目としてあがった。
調査結果に基づいた教材の開発を行い、3つが開発された。ひとつは、調査項目となった優先度の高い項目8項目について、知識を習得するためのカードゲーム「カルテット」である。食の安全について広く浅く学ぶことが可能でる。2つめは、すごろく型ボードゲームを開発した。食の安全を、実際のプレイヤーの食生活から考えるものである。すべての食品にリスクが含まれていること、また、実際にはその程度は問題がないことを疑似体験するボードゲームである。3つめは最優先項目となったリスクの概念を考えるためのボードゲームを開発した。リスクと食によるメリット(栄養素など)のバランスを考えるゲームとなっている。いずれも小学生以上で利用可能と考えられる。
これらの教材の「内容」が、リスクの専門家が伝えたいことではなく、教える立場の教職員や保護者の意向を踏まえたものであることに特徴がある。

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Published: 2018-12-17  

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