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2017 Fiscal Year Annual Research Report

Development of the simple and rapid detection method for food allergen

Research Project

Project/Area Number 15K00904
Research InstitutionNational Institute of Health Sciences

Principal Investigator

酒井 信夫  国立医薬品食品衛生研究所, 生活衛生化学部, 室長 (60370938)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords食物アレルギー / 簡易分析法
Outline of Annual Research Achievements

抗原抗体反応を基盤とするマルチプレックス分析法として、複合抗原溶液と磁気ビーズ・プロテインA/プロテインG担体とを用いたオンサイト(可視)ビーズELISA法の開発を試みた。アレルゲンタンパク質のモデル抽出液は、平成28年度に検討した、卵、乳、小麦、そば、落花生、甲殻類の複合抗原溶液(最終濃度各100 ng/mL)を用いた。抗ovalbumin抗体(卵)、抗beta-lactoglobulin抗体(乳)、抗gliadin抗体(小麦)、抗BWp16(Fag e 2)抗体(そば)、抗Ara h 1抗体(落花生)、抗tropomyosin抗体(甲殻類)を磁気ビーズ・プロテインA/プロテインG担体の表面にそれぞれ固相化し、複合抗原溶液のIP抗体と担体への競合および非特異的な結合について検討した。はじめに、各固相化抗体をアフィニティーリガンドとしてプロテインA/プロテインG担体に結合させたところ、いずれの抗体もFc領域のheavy chainに対する特異性を示した。次に、各固相化抗体を磁気ビーズに結合させたところ、プロテインA/プロテインG担体と比較して1/20~1/100程度の結合量であった。固相化抗体量を調整し界面活性剤を除去することにより結合力の改善を試みたが、顕著な効果は認められなかった。各抗体を固相化したプロテインA/プロテインG担体に複合抗原溶液を加えてインキュベートし、各固相化抗体結合磁気ビーズで釣り上げたところ、一部の組合せを除き、非特異的な結合は認められなかった。磁気ビーズもしくはプロテインA/プロテインG担体を着色させることにより、マルチプレックス分析法として応用できる可能性が示された。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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