2015 Fiscal Year Research-status Report
学習・教授プロセス構造の再構成による授業設計の演習化
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15K01070
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
林 雄介 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70362019)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平嶋 宗 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10238355)
笠井 俊信 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (80335570)
益川 弘如 静岡大学, 教育学部, 准教授 (50367661)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 授業設計 / 演習環境 / 知識処理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では,授業研究の支援の一環として,教授知識と教授内容の区別を明確にした授業事例の構造化とその際構成によって授業設計を追体験する授業設計演習システムの実現を目指しており,本年度は以下の二つの課題に取り組んだ. (27-1) 学習・教授プロセスモデルの教師向けレイヤの設定 OMNIBUSオントロジーによる学習・教授プロセスモデルを研究者および計算機処理レイヤとし,教師が日常的に扱うための粗いレベルの教師向けレイヤを設定して対応付けた.この教師向けレイヤの設定は途中ぢゃの教員の協力の下で行った (27-2) 授業案再構成演習の形式の検討 Kit-build概念マップの考え方を基本に,既存の授業案に対応する学習・教授プロセスモデルをそこに含まれている教授方法(PK)と教授内容(CK)を構造化したものとし,それを分解して提供し,教師に再構成してもらうことによって授業設計を追体験する環境とする.これを実現する環境のプロトタイプを作成した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画していた学習・教授プロセスモデルの教師向けレイヤの設定と授業案再構成演習の形式の検討を行い,授業案再構成演習システムのプロトタイプを作成できた.
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Strategy for Future Research Activity |
28年度は授業案再構成演習システムの設計を完了させ,29年度からの評価を実施できるようにシステムの慣性を目指す.
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Research Products
(5 results)