2016 Fiscal Year Research-status Report
学習・教授プロセス構造の再構成による授業設計の演習化
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15K01070
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
林 雄介 広島大学, 工学研究院, 准教授 (70362019)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平嶋 宗 広島大学, 工学研究院, 教授 (10238355)
笠井 俊信 岡山大学, 教育学研究科, 准教授 (80335570)
益川 弘如 静岡大学, 教育学部, 准教授 (50367661)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 授業設計 / 組み立てることによる学習 / オントロジー |
Outline of Annual Research Achievements |
H28年度は授業案再構成演習システムの設計と開発を行った. 授業案再構成演習システムの設計においては,H27年度の成果に基づき,ここで行ったのは学習・教授プロセスモデルを実際の教師に利用してもらうことで,理解しやすい部分とそうではない部分を明確にすることである.その結果として,実際の教師が使う上での利用可能なレベルの抽象度については分かったが,用語の設定の難しさについては依然として課題が残っている状況になっている.これはH29年度の課題として引き続き取り組む. 授業案再構成演習システムの開発については,当初の計画通り,サーバ・クライアント型アプリケーションとして,Andoroidタブレット上で動作するプロトタイプを実装した.現在の成果については,研究協力者の現職教師に利用してもらい,フィードバックをもらっている状況であるが,まだ分かりやすいシステムにするためには改善が必要である.こちらについても現在開発中であり,H29年度に引き続き開発を進め,夏に評価を行う予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
H28年度内で授業案再構成演習システムの設計を完了する予定であったが,システムを実際に利用しながら形成的に評価し,改良していくことが必要と考えられるため,現状の設計で開発フェーズに移っている.開発,評価,設計のサイクルを回していくために当初の予定よりも時間がかかっている.
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Strategy for Future Research Activity |
H29年度は最終年度であり,開発を完了し,評価まで行う.評価については,夏に評価実験を行う計画があり,それまでに実際に教師が利用できるシステムとして完成させ,その後は取得したデータを分析し,研究成果として公表する予定である.
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Causes of Carryover |
当初購入を予定していたプロトタイプテスト用のタブレットが入手不可になり,機種の選定に時間がかかったために28年度中の購入を見送り,H29年度に購入することとした.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
必要とするスペックのタブレットが見つかったので,それを購入するのに利用する
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Research Products
(4 results)