2015 Fiscal Year Research-status Report
肥満関連大腸腫瘍発生におけるサルコぺニア・マイオカインの作用機序解析と予防法開発
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15K01737
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Research Institution | Kawasaki Medical School |
Principal Investigator |
松本 啓志 川崎医科大学, 医学部, 講師 (20309553)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
春間 賢 川崎医科大学, 医学部, 教授 (40156526)
鎌田 智有 川崎医科大学, 医学部, 講師 (50351888)
塩谷 昭子 川崎医科大学, 医学部, 教授 (80275354)
中里 浩一 日本体育大学, 保健医療学部, 教授 (00307993)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 大腸腫瘍 / 肥満 / サルコぺニア |
Outline of Annual Research Achievements |
現在、大腸腫瘍を臨床症例を蓄積している状態である。症例数としては約40例集まっている。それらのCT画像を用いて、大腸3次元解析および内臓脂肪面積測定方法は確立した。また、肥満の評価として、非侵襲性検査として多周波インピーダンス検査法も追加して、肥満の評価を行っている。またサルコぺニアの評価も肥満と同様にCT検査ならびに多周波インピーダンス法を用いている。筋肉量のみならず質の評価(握力)の評価も同時に評価している 一方、動物実験もBalb/cマウスを用いてアゾキシメタン投与大腸腫瘍モデルを作成した。普通食群ならびに高脂肪食群を比較したところ、既知の報告どおり、高脂肪食群は普通食群よりも大腸腫瘍数は有意差をもって増加していた。現在、採取した採血、大腸組織、肝臓、内臓脂肪組織、糞便を使って解析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
臨床研究ならびに動物実験共に順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
マイオスタチン遺伝子改変マウスを入手することでできるため、その実験準備を行っている。その結果を解析して、どのマイオスタチン阻害剤が有効であるかどうか推測して、実験を遂行する予定である。 臨床研究は引き続き症例を蓄積して解析を行っていきたい。
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Causes of Carryover |
動物実験の進行が予想よりも遅くなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度より動物実験を多く行う予定であり、平成28年度交付額と合わせて、実験動物やマイオスタチン発現に関する消耗品購入にあてる。
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