2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a Seif-Assessment Scale of the father's Readiness for Childcare
Project/Area Number |
15K01768
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Research Institution | Meiji University of Integrative Medicine |
Principal Investigator |
デッカー 清美 明治国際医療大学, 看護学部, 教授 (80708496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山村 礎 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (00260323)
松下 年子 横浜市立大学, 医学部, 教授 (50383112)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 父親の子育て / 父親としての準備性 / 尺度開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
父親の子育て準備性自己評価尺度の開発に向けて、この尺度の試案の予備調査で得たデータの信頼性および妥当性を検証し、その結果を2017年タイでのバンコックで開催されたWorld Academy of Nursing Science(2017年10月20日から22日)で発表した。 文献検討およびインタビュー調査から得た内容を統合してこの尺度の概念枠組みを作成した。9つ構成概念が確認された。「父親の子育て準備性」を表していると思われる質問項目を、構成概念ごとに作成し下位尺度44項目が確認された。項目内容の妥当性は、母性看護学研究者1名、精神看護学研究者3名(うち、1名は子どもを持つ父親)および臨床看護の助産師1名に依頼して、各項目の構成要素や文言および質問項目数等について明確であり回答しやすい内容であるかどうかについて吟味をもとめて内容妥当性の検討を行い決定した。プレテストを行い、回答に要する時間、回答様式の難しさ、項目の内容が明確であるかどうか、文章表現はわかりやすいかどうかについて調査した。最終的に、9つの構成概念と下位尺度44項目の内容妥当性が確認され、それをもとに予備調査を行った。 探索的因子分析を行った結果、4因子構造で下位尺度、24項目が抽出された。4因子構造における下位尺度の内容を検討した。第1因子は、子どもや妻への家族に対する好意的感情に関する項目、第2因子は、母親学級や両親学級など出産前教室での知識の習得に関する項目、第3因子は、子どもができて親になるという意識の変化に関する項目、第4因子は親になることに対する消極的な感情に関する項目で構成されていた。 第1因子は10項目、第2因子4項目、第3因子が6項目、第4因子が4項目で、Cronbachのα係数は、それぞれ0.75、0.74、0.65、0.67であった。累積寄与率は50%であった。
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