2018 Fiscal Year Annual Research Report
A international comparative study on sustainable acceptance system of foreign workers in Japan, Korea, Taiwan
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15K01861
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
佐野 孝治 福島大学, 経済経営学類, 教授 (10245623)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 恵 福島大学, 行政政策学類, 教授 (90302314)
村上 雄一 福島大学, 行政政策学類, 教授 (10302316)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 外国人労働者 / 移民 / 韓国 / 台湾 / 日本 |
Outline of Annual Research Achievements |
改正出入国管理法が2018年12月に成立し、2019年4月から「特定技能1号」と「特定技能2号」の在留資格が新設され、日本でも本格的な外国人労働者受け入れ時代が始まっている。本研究では、日本・韓国・台湾における外国人労働者受け入れシステムを統計分析、文献研究およびアンケート調査、インタビュー調査をもとに、メリット、デメリットを明らかにした。その際の評価基準は、①労働市場補完性(自国民優先雇用)の原則、②均等待遇(差別禁止)の原則、③短期ローテンションの原則、④外国人労働者受け入れプロセスの透明化の原則が守られているかどうかである。(佐野孝治[2018] 「韓国の外国人労働者受け入れ政策―日本への示唆点―」(高橋信弘編著 『グローバル化の光と影』 晃洋書房、参照)。 次に、韓国の雇用許可制をベースに経済成長・社会発展と外国人労働者の人権を両立させていくための持続可能な外国人労働者受け入れシステムを設計し、提言を行った。研究代表者の佐野孝治は、『日本経済新聞』経済教室やプレジデントなどのビジネス誌で、技能実習制度の問題点を明らかにした上で、以下のような新制度設計を提言した。すなわち、①外国人労働者委員会と労働市場テストの導入、②技能実習制度を段階的に縮小・廃止し、新制度へ一元化するためのロードマップの策定、③実効性のある監督体制と支援システムの構築、④政府主導型の一貫した受け入れ制度である「グローバル・ハローワーク」の構築である。 また、研究分担者の坂本恵は、2018年11月22日、衆議院・法務委員会において、「外国人材の受け入れ拡大」について、参考人として意見陳述を行ったほか、新聞各紙でもコメントをするなど積極的に提言を行った。
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Research Products
(9 results)