2016 Fiscal Year Research-status Report
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15K02577
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| Research Institution | Nihon University |
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Principal Investigator |
田中 ゆかり 日本大学, 文理学部, 教授 (40305503)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 直樹 日本大学, 文理学部, 助手 (70707869)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | ヴァーチャル方言 / 言語意識 / 方言 / 共通語 / 方言コンテンツ / 方言キャラ / web調査 / 打ちことば |
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| Outline of Annual Research Achievements |
2016年度は研究計画に従い、ヴァーチャル方言コンテンツ調査、全国方言意識web調査等を進めながら、学会発表・招待講演・順次成果公開を行った。以下、研究実績概要を４つの観点別に示す。
１.ヴァーチャル方言コンテンツ調査とそれに基づく成果公開：コンテンツ調査は、NHK連続テレビ小説・同大河ドラマを中心としたドラマ調査を中心とし、漫画・演劇（ミュージカル、宝塚）・話芸（江戸落語）なども調査対象とした。NHKドラマ制作者へのインタビュー調査なども実施した。これらに2015年度までに実施した新聞（朝日新聞・読売新聞）の「方言」にまつわる記事・投書の質的・量的分析を加え、単著・招待講演・エッセイ・インタビュー記事などのかたちで成果公開を行った。随時研究分担者・協力者と連携をとりながら、調査・分析・成果公開を進めた。
２.全国方言意識調査とそれに基づく成果公開：2015年度に実施した全国方言意識web調査の分析を行い、その成果を単著・国内外の学会発表（研究分担者らとの共同発表）・解説論文・招待講演・エッセイ・インタビュー記事などのかたちで公開した。2016年度には、新たに全国に居住する約２万人を対象とした方言と共通語の使用意識についてのweb調査を実施し、基礎報告論文の執筆と投稿を行った。詳細分析ならびに過年度に実施した同様調査との対照は次年度以降の課題とする。
３.「打ちことば」関連調査データに基づく成果公開：2015年度に実施したスマホ経由のweb調査データの分析を研究分担者との共著論文として公開した。
４.最終年度に実施予定の総合的な成果公開と本研究テーマのさらなる展開を視野に入れたシンポジウム開催に向けての準備を研究協力者らと連携をとりながら開始した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要で示した通り、当該年度中に当初予定していた各種のヴァーチャル方言コンテンツ調査やコンテンツ制作者へのインタビュー調査、ならびに全国方言意識web調査を実施した。前年度までの調査も含む研究成果公開も、著書、国内外の学会および招待講演などおおよそ予定通りに進行しているため、「おおむね順調に進展している」と判断している。
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| Strategy for Future Research Activity |
本研究課題最終年度となる2017年度は、総合的な研究成果公開と今後の本研究課題の展開を視野に入れたシンポジウムを計画している。登壇予定者は研究者（共同研究者含む）とコンテンツ制作者を予定しており、交渉などは順調に進んでいる。開催時期は年度末を予定している。このシンポジウムの企画・運営と平行し、2016年度までに実施した各種調査の分析を平行して行う予定。コンテンツ調査は継続、対人調査などの必要に応じて実施したい。
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| Causes of Carryover |
研究計画に従い予算執行してきたが、端数的に2,586円が残った。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
最終年度実施見込みのシンポジウム計画と実施のために充当する予定である。
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