2016 Fiscal Year Research-status Report
クラウド・ワープロ・表計算ソフトを連携した語学教育支援環境の構築
Project/Area Number |
15K02743
|
Research Institution | National Institute of Technology, Kumamoto College |
Principal Investigator |
松尾 かな子 熊本高等専門学校, 共通教育科(熊本キャンパス), 准教授 (30413876)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堤 豊 熊本学園大学, 商学部, 教授 (80227446)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 外国語教育 / 読解力教育支援 / ワードプロセッサ / クラウド |
Outline of Annual Research Achievements |
産前産後及び育児休業のため1年間中断した。 中断期間:平成28年2月29日~平成29年3月31日
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
産前産後及び育児休業のため平成28年度は本格的な研究は行えなかったが,研究期間を1年間先送りし,研究期間は残り2年間ある。このため,ここでは1年目終了時(平成27年度)時点での評価を行う。 当初の研究計画では3年間を次の6期に分けている。初年度は,(第1期)前システムの機能について精査し,問題点を洗い出す,(第2期)精査結果に基づきユーザインタフェースの設計を行う,2年目は,(第3期)難易度辞書の策定作業を行う,また,着手可能な部分についてはプロトタイプの作成に取りかかる,(第4期)プロトタイプの利用可能な部分を中心に運用実験を行う,3年目は,(第5期)本格的な運用実験を行い公開に向けて完成度を高める,(第6期)Web上で公開し運用実験の協力者を募り,最終版の完成を目指す。 初年度は,第1期分,第2期分に加え,第3期分のうち難易度辞書の策定作業を進めることができた。また,研究中断中も難易度辞書策定についての再検討を行い,難易度辞書策定支援ソフトの一部を開発したので当初の計画以上に進展していると判断する。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は以下の通り研究を推進する。 【平成29年度】 研究実績の概要で述べた通り,本研究計画は3年間を6期に分け研究を推進する。本年度は第3期(平成29年4月~平成29年9月)と第4期(平成29年9月~平成30年3月)に該当するので,計画に従って第3期は難易度辞書の完成を目指し,さらに,語学教育支援環境のプロトタイプの作成に着手する。第4期はプロトタイプの利用可能な部分について運用実験を行いながら,改善すべき点を調査し,同時並行で修正,改良を進める。 【平成30年度】 平成30年度は研究計画の最終年度であり,第5期目と第6期目となる。現段階では当初の計画通り第5期(平成30年4月~平成30年9月)には,研究代表者の松尾かな子を中心とした運用実験を行う。その実験で得られた知見をもとに最終の第6期(平成30年9月~平成31年3月)にはWeb上に公開し広く意見を求めながら修正,改良すべき点があれば修正,改良を行い最終版の完成を目指す。
|
Causes of Carryover |
平成28年度に発生した次年度使用額54,261円が,そのまま繰り越しとなった。理由は産前産後及び育児休業のため研究を平成29年度の1年間中断したためである。 なお,平成28年度に次年度使用額が発生した理由は,分担者の堤豊が外国語教育学会(JAFLE)主催のシンポジウムに出席予定であったが学務との関係で出席できなくなったためである(平成27年度研究実施報告書に記載)。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度に開催される外国語教育関連の研究会に出席するための旅費として使用する計画である。
|